【意外と知らない?】訪問マッサージと訪問リハビリの違いを徹底解説②

今回のコラムは、訪問鍼灸・訪問マッサージで独立・開業を目指している方、独立はしているが現状に満足していない方に向けて書いております。

 

今回はこのような内容でお伝えしていきますので、最後までご覧ください。

1 訪問マッサージと訪問リハビリのサービス提供者とは

訪問マッサージと訪問リハビリのサービス提供者の違いについてご不明な方というもの非常に多いと思います。

しかしサービス提供者の保有資格には明確な違いがあります。

(1) 訪問マッサージの資格

訪問マッサージをサービスとして提供する際必要になる資格は「あん摩マッサージ指圧師」という資格が必要です。

こちらの資格は国家資格ですので、専門学校で学び国家試験に合格する必要があります。

(2) 訪問リハビリの資格

訪問リハビリをサービス提供する場合に必要な資格は下記です。

 

・理学療法士

・作業療法士

・言語聴覚士

 

これらの資格も国家資格ですので、国家試験に合格する必要があります。

2 訪問マッサージと訪問リハビリの医師が作成する書類

上記の資格を保有していて開業しているからといってすぐに対象者に対してサービス提供できるわけではありません。

医師に作成してもらう書類がありますので、そちらを解説します。

(1) 訪問マッサージに必要な書類と期限

医師からの同意書が必要です。そしてこの同意書には期限があります。

マッサージの場合は6ヶ月、変形徒手矯正術の場合1ヶ月という期日です。

同意書の作成をこちらで行い、その同意書にサインをしてもらいます。

(2) 訪問リハビリに必要な書類と期限

医師からの指示書が必要です。この指示書にも期限があります。

訪問リハビリの指示書の期日は、対象者が利用する保険によって違います。

対象者が医療保険を利用している場合は1ヶ月、介護保険を利用している場合は3ヶ月という期限があります。

この期限内に再度医師から同意書・指示書の作成依頼をする必要があります。

 

3 訪問マッサージと訪問リハビリの費用

訪問マッサージと訪問リハビリでは、患者様が負担する費用にも違いがあります。

訪問マッサージと訪問リハビリの費用の違いを解説いたします。

(1) 訪問マッサージの費用について

訪問マッサージの費用は大きく3つで構成されています。

 

・施術の内容と部位に応じた料金

・往療料

・患者負担分

 

この部分を見ていきましょう。

 

・施術の内容と部位に応じた料金

訪問マッサージの施術は、マッサージと変形徒手矯正術の2つに分けることができます。

マッサージの料金は、1部位を1単位として計算します。

1部位あたりの金額が350円と決まっています。

部位というのも5部位と決まっており、「躯幹・右上肢・左上肢・右下肢・左下肢」の5部です。

もし仮に患者様が全身のマッサージを受けられたとしても、最大1,750円という計算になり、この金額は全都道府県共通の金額です。

一方、変形徒手矯正術はどうなのかを見ていきましょう。

変形徒手矯正術とは何かという内容は、今回のコラムの内容ではございませんので別コラムをご覧ください。

 

変形徒手矯正術の施術は、体幹部分を除く関節を対象としています。

 

・肩関節・手関節・肘関節(左右上肢に追加)

・股関節・膝関節・足関節(左右下肢に追加)

 

1部位あたりの追加金額は450円となります。

そのため、仮に全ての部位で施術を受けたとしても、料金は1,800円が上限となります。

 

・往療料

訪問マッサージにおける往療料とは、いわゆる出張料のようなイメージです。

この出張料が施術のために訪問をする距離が4キロを越えるか超えないかで変わります。

 

訪問距離が4キロを越える場合:2,550円

訪問距離が4キロ未満の場合:2,300円

 

この訪問距離というのは、直線距離で換算されるので、実際に移動した距離ではないという点は注意が必要です。

注意事項としましては、施設などで複数人を施術した場合に施術人数全てに加算されるわけではなく、1人の患者様に対してのみ往療料が加算されますのでご注意ください。

 

・患者負担分

訪問マッサージは医療保険が適用されます。

ですので患者様のご年齢によって負担割合が変わってきます。

 

70歳未満または現役並みの所得のある方:3割

70歳以上74歳以下:2割

75歳以上:1割

 

このように負担割合が違います。

(2) 訪問リハビリの費用について

訪問マッサージとの違う点は、基本的に介護保険が適用されるという部分です。

1割〜3割・時間20分〜60分で負担費用が変わってきます。

4 最後に

今回のコラムでは、訪問マッサージと訪問リハビリの違いについて解説していきました。

日本の社会問題でもある高齢化社会を豊かにするサービスである訪問マッサージや訪問リハビリ。

実態はまだまだ認知が進んでいない現状であります。

素晴らしいサービスであるため、沢山の人に認知され、サービスを受けることで豊な老後を過ごしていただける高齢者のかたが1人でも増えれば幸いです。

 

この記事を書いた人

株式会社ヒトツナガリ 代表取締役 髙木悠祐

京都府在住。 元警察官から住宅業界特化のベンチャーコンサルティングフォームに入社した特異な経歴。 全国500社を超える住宅会社の経営を集客・営業支援・SNS運用・人事評価制度・人材採用など様々な角度から支援。・全国的に鍼灸整骨院数が増加し、飽和市場である。 ・職人気質の1人治療家が多い。 ・人の入れ替わりが激しい。これまで経験してきた住宅業界と類似点が多く、この鍼灸柔整業界に蔓延る問題点を解決するため、事業を発足。 現在は訪問鍼灸マッサージに専門特化し、全国の治療院・開業希望者のサポートを行っている。