スピードこそが最大の誠実さである。私が「即断即決」できないリーダーを危惧する理由
代表の髙木です。
「検討します」 「タイミングを見て、また改めて」
経営の意思決定の現場で、この言葉をよく耳にします。
慎重に、間違いのないように。その気持ちは痛いほど分かります。ですが、あえて厳しいことを言わせてください。
その「先送り」は、慎重さではなく、いつの間にか「逃げ」になってはいないでしょうか。
私は、リーダーにとってのスピードとは、単なるスキルではなく「誠実さ」そのものだと思っています。
なぜ、即断即決がそれほどまでに重要なのか。それは、決断を待っている「人」がいるからです。
新しいプロジェクトを提案した社員、提携を待っているパートナー、そして変化を期待している顧客。
リーダーが「持ち帰る」と言って1週間、2週間と時間を止めている間、彼らの熱量は確実に削り取られていきます。
「どうせ言っても決まらない」「うちの会社は動かない」。 そんな諦めが組織に蔓延した時、会社は内側から静かに崩れていきます。
決断を遅らせることは、単にチャンスを逃すだけでなく、仲間の「情熱」という最も尊い資源を無駄にしているのと同じなのです。
今の時代、100点満点の正解などどこにも存在しません。
100点を目指して1ヶ月悩むより、60点でいいから今日決めて、明日から修正を繰り返す。その「試行錯誤の回数」こそが、最終的な成功の精度を引き上げます。
「正解を選ぶ」のではなく「選んだ道を、正解にしていく」。
その覚悟こそが、リーダーに求められる唯一の資質ではないでしょうか。
私たちが、どれだけ素晴らしいを提案しても、最後のスイッチを押すのはリーダーである「社長」です。
「また今度」と言って、チャンスの神様の前髪を掴み損ねるのは、もう終わりにしませんか。
相手を待たせないこと。 自分の言葉に責任を持つこと。 そして、変化を恐れず最初の一歩を今すぐ踏み出すこと。
そのスピード感こそが、周囲に対する最大の誠実さであり、信頼の証になります。
それでは。
