コンテンツマーケティングの始め方徹底解説|効果が出る方法やツール、成功事例を紹介
近年、大手企業、中小企業、ベンチャー・スタートアップ企業問わず、多くの企業が導入している「コンテンツマーケティング」
自社WEBサイトへの集客やCV、既存顧客や新規顧客との長期的な関係構築に役立つことから、コンテンツマーケティングへの注目度が年々高まっています。
しかし、コンテンツマーケティングをいざ始めようと思っても
「具体的に何から始めればいいのかわからない」
「効果が出るか不安」
という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、コンテンツマーケティングの始め方はもちろん、基礎知識から効果検証方法、おすすめのツールやは成功事例までを網羅して解説します。
この記事を読めば、中小企業のWEB担当者でも、自信を持ってコンテンツマーケティングを始められるようになるでしょう。
ぜひ最後まで読んで、自社のビジネスの成長に役立ててください。
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コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、自社のターゲットとなるユーザーにとって価値のある情報を提供し、ユーザーとの関係を構築し、その結果としてブランドの認知度や信頼性を向上させます。
そして最終的には、自社の商品、サービスの購入・導入に繋げるためのマーケティング手法です。
従来のオフライン広告、オンライン広告とは異なり、商品、サービスの直接的な売り込みではなく、ユーザーの課題解決やニーズに応えるコンテンツの提供が重要です。
具体的には、SEOコンテンツ記事、ホワイトペーパー、動画、写真など、様々な形式のコンテンツを用いて、まだ見ぬ顧客との出会いや関係構築を行うことがコンテンツマーケティングでは可能です。
コンテンツマーケティングについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事からご確認ください。
関連記事:
コンテンツマーケティングとは?成功するための手法やメリット、実践方法を解説
コンテンツマーケティングの8種類をご紹介!拡大方法とコンテンツの選び方
なぜコンテンツマーケティングが重要視されるのか
コンテンツマーケティングが企業にとって重要視されている理由は、従来のオフライン広告やWEB広告などのマーケティング・PRとは違う形でのアプローチで顧客ユーザーと繋がれるからではないでしょうか。
インターネットが普及した現代では、情報過多な時代と言われるように、消費者を取り巻く情報量は膨大です。
そのため、従来の広告のように一方的に商品やサービスを宣伝するだけでは、消費者の目に止まりにくくなってきています。
消費者購買行動モデルの変化を見ても分かるように、消費者は自ら情報を調べ、比較検討を行うようになりました。
そのため、企業が提供するコンテンツが、ユーザーにとって有益で信頼できるものであることがますます重要視されています。
さらに、検索エンジンのアルゴリズムも高品質なコンテンツを優先的に評価する傾向が強くなっており、SEO対策としても重要な役割を果たします。
つまり時代背景に後押しを受ける形で、コンテンツマーケティングは企業に欠かせない要素となっているわけです。
コンテンツマーケティングの始め方を知る前に、企業にとってなぜ重要なのかを知ってもらった上で、この後読み進めていただければと思います。
関連記事:WEBマーケティングに取り組む中小企業必見!購買行動モデルを理解しよう
コンテンツマーケティングの始め方を各ステップごとに紹介
コンテンツマーケティングを始めるにあたり、以下のステップを踏むことで、より効果的に取り組むことができます。
では、1つずつ見ていきましょう。
1. コンテンツマーケティングの目的を決める
最初のステップは、コンテンツマーケティングを通じて達成したい具体的な目標を設定することです。
この目的は企業によって様々ですが例えば、
・売上の増加
・集客数の増加
・ブランドの認知度向上
・リードの獲得
・新規顧客の獲得
・顧客ロイヤルティの向上
などが、コンテンツマーケティングを始める多くの企業の目的になっています。
この目標設定が曖昧だと、後々の施策が一貫性を欠き、効果が薄れてしまう可能性があります。
例えば、という目的を達成するために、以下のような具体的な目標を設定することができます。
・ウェブサイトへのアクセス数を10%増加させる
・問い合わせ件数を20%増加させる
・資料請求件数を30%増加させる
このように、具体的な数値目標を設定することで、成果を測定しやすくなり、改善策を講じやすくなります。
2. ペルソナの設定
次に、自社がターゲットとする顧客層を具体的な人物像として表すための「ペルソナ」を設定します。
ペルソナとは、自社商品やサービスの購入・導入する理想の顧客像を描くもので、下記のように詳細に設定します。
・年齢
・性別
・家族構成
・職業
・勤務地
・年収
・学歴
・趣味
・平日、休日の過ごし方
・使用するSNS
・現状の課題
・今後の目標
・大事な価値観
などを詳細に設定します。
ペルソナに似た用語として「ターゲット」もありますが、両者には明確な違いがあります。
こちらの記事で、ペルソナとターゲットの違いを解説していますので気になる方は、ご覧ください。
関連記事:ペルソナ設定とは?WEBマーケティングの視点で3つのメリットと注意点を解説
このステップで、ペルソナを設定すること実際にコンテンツ制作がしやすくなります。
それは、ただ漠然と多くのユーザーに届くコンテンツを制作しようとするよりも、たった1人のユーザーに向けてコンテンツを制作する方が魅力的なコンテンツとなりやすいからです。
魅力的なコンテンツの作り方について知りたい方は、こちらの記事で知っていただけます。
関連記事:
ウェブコンテンツとは?制作パターンの基本や強烈メリットをわかりやすく解説
コンテンツライティングとは?目的や正しい書き方とマーケティングに活かす方法
またBtoBビジネスにおいては、理想の企業像や企業が抱える課題を明確にしていきます。
そしてその企業の意思決定者をペルソナとして設定し、そのニーズや課題に応えるコンテンツを作成します。
ペルソナ設定は、コンテンツマーケティングを始める際に必ず必要なステップですので、このタイミングで明確にしておきましょう。
参考記事:ペルソナ設定とは?WEBマーケティングの視点で3つのメリットと注意点を解説
3. カスタマージャーニーマップの作成
ペルソナを設定した後は、「カスタマージャーニーマップ」を作成します。
カスタマージャーニーマップは、顧客が商品やサービスを認知してから実際に購入に至るまでの過程を可視化した図のことです。
コンテンツマーケティングの始め方として、このマップを作成することで、各段階に適したコンテンツを計画できます。
カスタマージャーニーマップを作成すると、
・顧客の行動パターンを可視化することで、顧客のニーズや課題を深く理解できる
・顧客のタッチポイントごとに適切なコンテンツを提供できる
・顧客体験を向上させ、顧客満足度を高めることができる
上記のようなことが可能となります。
例えば、旅行会社が「海外旅行パッケージツアー」を販売する場合のカスタマージャーニーマップ作成例です。
1.認知段階: 旅行雑誌やSNSで海外旅行の情報を目にし、海外旅行に興味を持つ。
2.検討段階: 旅行会社や旅行サイトで、海外旅行のパッケージツアーの情報を調べる。
3.決定段階: 複数の旅行会社のツアーを比較検討し、旅行会社Aのパッケージツアーを選択する。
4.購買段階: 旅行会社Aのウェブサイトで、パッケージツアーを予約する。
5.体験段階: 旅行会社Aの海外旅行パッケージツアーに参加する。
6.アフターサービス段階: 旅行後、旅行会社Aからアンケートやキャンペーン情報が届く。
このように、カスタマージャーニーマップを作成することで、顧客がどの段階でどのような情報に関心を持っているのかを把握することができます。
これらを元に、必要な情報を必要なタイミングで提供したり、不足しているコンテンツを明確にできるわけです。
カスタマージャーニーマップの具体的な作成方法は、こちらの記事から知っていただければと思います。
関連記事:カスタマージャーニーマップとは?ペルソナとの違いや作成方法などを解説
4. コンテンツ制作に取り掛かる
コンテンツマーケティングの始め方として、実際のコンテンツ制作は非常に重要なステップとなります。
ここまでで設定した、ペルソナとカスタマージャーニーマップに基づいて、効果的なコンテンツを作成します。
コンテンツ制作で意識したいのが「ユーザーにとって価値のある情報を提供すること」という点です。
コンテンツの種類(SEO記事コンテンツ、ホワイトペーパー、動画、ウェビナーなど)や配信するプラットフォームを考慮し、最大限の効果が得られるように計画を立てることが重要です。
成果を出せるSEOコンテンツの作り方を知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
関連記事:コンテンツライティングとは?目的や正しい書き方とマーケティングに活かす方法
またウェブコンテンツの種類や制作方法について知りたい方は、こちらの記事をお読みいただければと思います。
関連記事:ウェブコンテンツとは?制作パターンの基本や強烈メリットをわかりやすく解説
Googleが大事にしているE-E-A-TとYMYLという要素もあり、SEOコンテンツの制作時には押さえておく必要があります。
まだお知りでない方はこちらの記事で、ご確認ください。
関連記事:
E-E-A-T(E-A-T)とは|SEOではGoogleが定める4つのポイントを意識する
【最新版】YMYLとは?対象ジャンルとコンテンツSEO担当者が注意するべきポイント
5. 効果検証
ここまででコンテンツ制作までのステップを解説してきましたが、コンテンツは制作して投稿して終わりではありません。
そのコンテンツの「効果検証」がコンテンツマーケティングで重要になってきます。
コンテンツマーケティングの始め方において、効果検証というステップは今後の継続的な改善のために知っておかなければいけません。
効果検証での主要な KPI(重要業績評価指標)を設定し、定期的に測定・分析を行います。
主な KPI の例は、
・新規ユーザー数
・ページ滞在時間
・直帰率
・コンバージョン率
・エンゲージメント率(いいね、シェア、コメント数など)
などがあります。
効果検証には、Google Analytics や Google Search Console などのツールを活用します。
これらのツールを使用することで、どのコンテンツが効果的で、どの部分に改善の余地があるかを明確に把握することできます。
コンテンツマーケティングの始め方として始まった各ステップの説明ですが、この効果検証のステップで一旦は終了となります。
しかし効果検証の結果を基に、コンテンツの改善や新たな施策の立案を行うことが重要ですので、PDCAサイクルを回し、継続的な改善を図ることで、より効果的なコンテンツマーケティングを実現させましょう。
KPIや効果検証の方法についての記事はこちらです。
一度お読みいただければと思います。
関連記事:
コンテンツマーケティングのKPIを解説|使える指標や設定方法について
WEBマーケティングは目標設定が9割!KGIとKPIの設定方法と活用のコツ
WEBマーケティングでアクセス解析は当たり前!?解析の精度がSEOに関わる
今コンテンツマーケティングを始めるメリットとデメリット
コンテンツマーケティングには、多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
この後は、その両者について解説していきます。
コンテンツマーケティングのメリット
1. コンテンツが自社の財産となる
コンテンツマーケティングで制作したコンテンツは、長期的に会社の財産として残り続けます。
例えば、SEO記事コンテンツやホワイトペーパーは、一度公開すればその後も検索エンジンからのトラフィックを持続的に生み出し続けます。
これにより、WEB広告など一時的に広告費用をかけて集めるトラフィックとは異なり、持続的なトラフィックを期待できます。
コンテンツマーケティングの始め方として知っていただきたいのは、時間やコストなどのリソースを割いて出来上がった質の高いコンテンツは、自社に残り続ける資産であり、財産となるということです。
2. コストをかけずに始められる
コンテンツマーケティングは、初期コスト抑えながら始められることもメリットの1つです。
特に自社でコンテンツ制作が可能な場合、外注費用や広告費用を抑えつつ効果的なマーケティング活動が可能となります。
これは中小企業にとって大きなメリットです。
しかし自社にコンテンツ制作が可能なリソースがない企業も多くございますが、その際は「WEB専門の外部パートナー」という選択肢がおすすめです。
この選択肢は、社内リソースの不足を社外で補えることで、自社の事業に専念できるというメリットがあります。
コンテンツマーケティングの始め方として、外部パートナーと共に進めていきたい方は、一度ヒトマケまでお問い合わせください。
ヒトマケについてご興味のある方はこちらです。
3. 自社ブランディングに効果がある
コンテンツマーケティングの始め方を考える上で、「自社ブランディングの効果」は非常に重要になってくるポイントでしょう。
良質な高いコンテンツを継続的に発信することで、業界内での自社のポジションを確立させ、ブランド認知度や信頼性を高めることができます。
特に専門的な情報やノウハウを提供することで、ユーザーに「この企業は信頼できる」と思わせる一助を担うことができます。
具体的なブランディング効果とすると、
・専門性の証明:業界に関する深い知識などを示すことで、専門家としての地位を確立できます。
・企業理念の伝達:コンテンツを通じて、社長の考え、自社の価値観や mission を効果的に伝えることができます。
・顧客との関係構築:有益な情報を提供することで、顧客との信頼関係を築くことができます。
一貫したブランドメッセージを維持しながら、多様なコンテンツを通じて自社の強みやユニークな視点を伝えることで、ブランディング効果というメリットを得られるでしょう。
4. 大手企業と違う形で戦える
コンテンツマーケティングは、規模の小さい企業でも、大手企業と対等に戦えるというメリットがあります。
中小企業では、大手企業のように「多くの広告予算」を割くことができません。
つまり、費用をかけて月に10万件のサイトトラフィックを獲得することができないわけです。
しかし良質なコンテンツでの、コンテンツマーケティングを始めると、費用をかけずに月に10万件のサイトトラフィックを獲得することができるようになります。
この点が、中小企業が大手企業と戦う上での大事になる戦略でしょう。
コンテンツマーケティングのデメリット
1. 成果が出るまで時間がかかる
コンテンツマーケティングは即効性が期待できず、成果が出るまでに時間がかかる場合が多いです。
SEO対策であれば、その効果が現れるまでには数ヶ月以上かかることもあり、短期間での結果を求める企業には向かない場合があります。
また、顧客との信頼関係の構築や、その後の購買にも一定期間を有すかと思います。
そのため、コンテンツマーケティングを始める際は、あらかじめ忍耐強く継続する気持ちを持っておくことが大事です。
2. コンテンツ制作の手間がかかる
良質なコンテンツを作成するためには、綿密な競合サイトのリサーチやSEOライティングスキルが必要です。
また、定期的な更新や新しいコンテンツの追加も重要であり、社内リソースを確保する必要があります。
これが、社内体制が十分でない企業にとっては負担になることもありデメリットとして考えられます。
3. 社内体制を構築する必要がある
コンテンツマーケティングを成功させるためには、社内での協力体制が不可欠です。
特に、マーケティング部門だけでなく、営業やカスタマーサポートとの連携が求められます。
また、担当者の教育やツールの導入など、コンテンツマーケティングを始める初期段階である程度の準備も必要となります。
コンテンツマーケティングを始めて効果が出る方法
コンテンツマーケティングを始めて効果を出すためには、以下のような3つの方法があります。
1. コンテンツの量を増やす
コンテンツマーケティングで効果を出すためには、コンテンツの質だけでなく量も重要です。
多くのコンテンツを作成し、それを定期的に公開することで、SEO効果を高めるとともに、ユーザーに最新の情報を提供し続けることができます。
特に、SEO対策で複数のキーワードで検索上位を狙うためには、関連するテーマのコンテンツを網羅的にカバーする必要があります。
そのため、質の高いコンテンツ制作をすることはもちろんのこと、量も量産してコンテンツマーケティングの効果を上げていきましょう。
2. PDCAサイクルを多く回す
効果的なコンテンツマーケティングには、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを繰り返すことが欠かせません。
コンテンツの効果を分析し、改善点を見つけ出し、それを反映させた次のコンテンツを作成するというプロセスを繰り返すことで、常に質の高いコンテンツを提供し続けることが可能です。
またリライトとして、既存のコンテンツを改良するのにも、PDCAサイクルは役立ちます。
リライトの方法についてこちらの記事で解説していますので、あわせてお読みください。
関連記事:SEOのリライトとは?コンテンツで集客を飛躍的に向上させる秘訣を紹介
3. テクニカルSEOに取り組む
コンテンツの質や量だけでなく、テクニカルSEOもコンテンツマーケティングを始めて成果を出すためには欠かせません。
テクニカルSEOとは、ウェブサイトの技術的な側面を改善することで、検索エンジンのランキングで上位表示されるようにすることです。
具体的には、
・WEBサイトの読み込み速度の向上
・モバイルフレンドリーなデザイン
・内部リンクの最適化
などが挙げられます。
これにより、検索エンジンからの評価を高め、SEO効果を最大化させます。
テクニカルSEOについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
このタイミングで一度お読みになられることをオススメします。
関連記事:
テクニカルSEOとは?コンテンツSEOの違いや10の重要施策を解説
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違い
コンテンツマーケティングの始め方を勉強されている方は、オウンドメディアについての違いも知っておく方が良いかと思います。
コンテンツマーケティングとオウンドメディアは、どちらも顧客との長期的な関係構築を目指すマーケティング手法としては同じですが、明確な違いがあります。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、自社が所有し運営するメディアのことです。
例えばコラム・ブログサイトやコーポレートサイト、各種SNSアカウントなどが該当します。
オウンドメディアは、コンテンツマーケティングを展開するための基盤となるプラットフォームです。
自社の発信したいメッセージを直接ユーザーに届けることができるため、ブランドの統制や顧客との関係構築に非常に有効です。
オウンドメディアは、自社が保有し運用するメディアであることに対し、コンテンツマーケティングはそのメディアを使ってのマーケティングであるという違いがあります。
これからコンテンツマーケティングを始める方は、この両者を同じと捉えることが多いですので、ここでしっかりと理解しておきましょう。
オウンドメディアについて詳しく解説している記事はこちらですので、一度ご覧ください。
関連記事:
【同じだと思ってた?】コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違い
オウンドメディアとは?運用のメリットや7ステップで本格運用までの流れを解説
オウンドメディア運用のメリット・デメリット|気をつけるべきポイントとは
コンテンツマーケティングを始める際に活用したい無料ツール
コンテンツマーケティングを始める際に、無料で利用できるツールを活用することで、低コストで効率的に作業を進めることができます。
以下で、おすすめの無料ツールをご紹介します。
1. Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、「自社ウェブサイトに訪問したユーザーの行動」を分析するための強力なツールです。
・新規ユーザー数
・アクセス数
・ページ滞在時間
・直帰率
など、コンテンツのパフォーマンスを詳細に把握することが可能になるツールです。
これにより、どのコンテンツが効果的であるかを判断し、改善のためのインサイトを得ることが可能です。
2. Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、自社ウェブサイトがGoogle検索結果でどのように表示されているかをモニタリングするためのツールです。
「どのようにして自社WEBサイトに訪れたのか」がわかるツールです。
・検索クエリ
・クリック数
・表示回数
・平均掲載順位
などを把握することができます。
またインデックス数やサイトの問題点を見つけ出すこともできますので、コンテンツマーケティングを始めるタイミングで自社WEBサイトに実装するようにしましょう。
インデックスの意味などについての解説は、こちらの記事で行なっています。
3. ラッコキーワード
ラッコキーワードは、関連キーワードを調査するためのツールです。
自社で設定したSEOキーワードに関連する検索ワードを簡単に見つけ出すことができるため、SEO対策として非常に有効です。
特に、コンテンツマーケティングの初期段階で役立つツールです。
SEOライティングを行う際には、必ずキーワードを選定します。
その際弊社では、このようなシートを活用し、狙うべきキーワードの選定を進めていきます。
キーワードについて詳しく解説している記事はこちらになりますので、一度お読みいただければと思います。
関連記事:ロングテールキーワードとは?設定方法やWEBマーケティングへの活用方法
4. aramakijake
aramakijakeは、競合サイトのSEOパフォーマンスを分析するツールです。
どのキーワードで上位表示されているか、被リンクの状況などを把握することができ、競合との差別化戦略を練るのに役立ちます。
弊社でも「キーワード選定」のタイミングで活用しているおすすめのツールです。
被リンクについてさらに知りたい方は、こちらの記事で学んでいただければと思います。
関連記事:被リンクのSEO効果とは? 増やす方法とコンテンツマーケティングでの重要性
5. 共起語検索ツール
共起語検索ツールは、SEO対策でのターゲットキーワードと一緒に使われることが多い単語を調べるツールです。
これにより、より自然な文章を作成し、SEO効果を高めることが可能です。
自社のSEOキーワードで、すでに上位表示されている競合サイトで使用されている共起語は、自社のコンテンツにも反映させる必要があります。
その共起語を簡単に見つけ出すことができる、優れたツールです。
共起語を分析することで、顧客がどのような情報に関心を持っているのかを把握し、コンテンツのテーマや内容を検討するのに役立てましょう。
共起語についてさらに知りたい方は、こちらをお読みください。
関連記事:共起語をコンテンツ作成に活かすためには?SEO効果を最大化させる方法
オウンドメディアでのコンテンツマーケティングに成功している企業
ではここで、オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングで成功している企業を、BtoBとBtoCに分けてご紹介します。
BtoB
サイボウズ式
サイボウズ式は、サイボウズ株式会社が運営するオウンドメディアで、チームワークや働き方に関する情報を発信しています。
日本で最も有名なオウンドメディアではないでしょうか。
テキストコンテンツを制作しての、SEO対策をメインとしたコンテンツマーケティングに成功している代表事例です。
専門的な知識を提供することはもちろん、企業としての「価値観」を常時発信しています。
その「価値観」に触れ、興味をもった人材を採用に繋げていますので、人材採用難のこの時代にも、若い人材の採用に成功しています。
経営ハッカー
経営ハッカーは、freee株式会社がうねいするオウンドメディアで、主に「会計」「会社設立」「経理・財務」「経営・戦略」「人事・労務」「上場準備」「働き方改革」というカテゴリーにわけコンテンツ制作をしています。
コンテンツのテーマが「起業」であるのであれば、会計事務所の代表などが専門知識としてSEOライティングを行うことで、コンテンツのE-E-A-Tを高めています。
実践的なアドバイスやケーススタディを通じて、企業の経営層に対して価値のある情報を提供し、ビジネスの成長を支援しています。
BtoC
トヨタイムズ
トヨタイムズは、トヨタ自動車が運営するオウンドメディアで、製品や技術、企業活動に関する情報を発信しています。
CMを活用してオウンドメディアの紹介したことで、多くのユーザーが知っているのではないでしょうか。
動画コンテンツを活用し、経営者の考え方を発信している点も現在の主流となっています。
BtoCのコンテンツマーケティングでの成功事例と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回の記事では、コンテンツマーケティングの始め方として、必要な基礎知識からステップごとに分けた具体的な始め方、効果検証方法、成功事例を紹介しました。
コンテンツマーケティングは、中小企業にとって強力なマーケティング手法となります。
しかし継続的にコンテンツマーケティングに取り組むには、自社のリソースの確保や社内体制の構築などが必要です。
そのコンテンツマーケティングを始める際に、障壁となりうる部分を「外部パートナーと一緒に」進めることで解決することが可能となるのではないでしょうか。
その外部と進める選択についても、検討される際は一度「ヒトマケ」について知っていただければと思います。
また自社でコンテンツマーケティングを始められる方も、この記事で紹介したステップやツールを活用し、効果的なコンテンツマーケティングを展開して、ビジネスの成長を目指してください。
もし自社だけコンテンツマーケティングやSEOに取り組むのではなく、外部パートナーと一緒に進める選択肢をお探しであれば、一度弊社までお問い合わせください!
【WEBマーケティングのお悩みはヒトマケで全て解決できます!】
・自社でWEBマーケティングをしているが成果が出ない
・WEB専門の人材がおらず、未経験社が担当している
・アウトソーシング会社を探している
・社内にWEB専門人材が欲しい
・これ以上社内リソースをWEBに割けない
少しでも気になる方は、一度こちらまでお問い合わせください!
ヒトマケでは、WEBマーケティングにこれから取り組みたい会社や、人手不足によりWEBマーケティングに取り組めていない会社、専門業務はアウトソーシングで成果を出し本業に力を注ぎたい会社の支援をしております。
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