コンテンツマーケティングのKPIを解説|使える指標や設定方法について

コンテンツマーケティイングのKPIの指標は何を意識すべきなのか?
このようにお悩みのコンテンツマーケティングでのSEO担当者も多いのではないでしょうか。
KPIは、重要業績評価指標とも呼ばれ、経営や営業部などではよく聞かれます。
このKPIをコンテンツマーケティングでも設定することで、効果測定の際の客観的な判断に役立ちます。
今回の記事では、KPIとKGIの違い、KPIの種類、KPIの設定手順を解説していますので、最後までお読みください。


大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
KPIとは?
KPI(Key Performance Indicator)は、重要業績評価指標とも呼ばれ、目標達成の進捗状況を測定するための指標です。
特にコンテンツマーケティングにおいては、各種施策と、その成果を定量的に評価するために使用します。
KPIを設定することで、目標に向かって適切な軌道に乗っているかを判断し、必要に応じて戦略を修正することができます。
また「なんとなく反応が良くなった」という感覚での評価をなくし「数字」を用いた評価をすることで正しい判断に繋げることができます。
KPIとKGIとの違い
KGI(Key Goal Indicator)は、最終的な目標達成を示す指標です。
KPIが中間目標やプロセスの進捗を測定するのに対して、KGIは最終的な成果そのものを評価します。
例えば、最終的な売上高をKGIとして設定したとします。
そして1年を4Qに分けた時、1Qの売上をKPIとして設定することで、進捗の確認と次のQまでの改善策を練ることができます。
コンテンツマーケティングのKPIの種類
ここでコンテンツマーケティングのKPIの種類を、
1. 自社WEBサイトページに関するKPI指標
2. コンバージョンに関するKPI指標
3. WEBサイト運用に関するKPI指標
上記3つに分けて紹介します。
1. 自社WEBサイトページに関するKPI指標
ユニークユーザー数
特定の期間内にWEBサイトページにアクセスした訪問者の数のことを指します。
ユーザーの興味や関心度を測る指標となります。
アクセス数
WEBサイト全体の訪問回数。サイトの人気度や訪問頻度を評価します。
ユニークユーザー数との違いは、特定のユーザーがある期間内に「10回」訪れた際に「1回」とカウントするのがユニークユーザー数です。
同じケースで「10回」とカウントするのがアクセス数です。
セッション数
ユーザーがWEBサイトを訪れてから離脱するまでの一連の行動を1セッションとカウントする指標のことです。
ユーザーのエンゲージメントを測るのに有効です。
アクセス数と同義として用いられます。
PV数
ページビュー数といい、WEBサイト内の各ページがどれだけ閲覧されているかを示します。
PV数について詳しく解説している記事も、あわせてお読みください。
関連記事:PV数とはなに?セッション数やユーザー数などとの違いと確認方法
離脱率
特定のWEBサイトページからユーザーが離れた割合を指します。
高い離脱率はそのページの内容やユーザーの利便性に問題がある可能性を示唆します。
回遊率
WEBサイト内でのページ間の移動率。ユーザーがどれだけサイト内を回遊しているかを測定します。
内部リンクを辿り別のページに回遊させることで、回遊率の向上を図れます。
2. コンバージョンに関するKPI指標
CV(コンバージョン)
WEBサイトページ内にある、特定の行動(購入、問い合わせ、会員登録など)を完了したユーザー数のことをさします。
コンテンツマーケティングの最も直接的でわかりやすい成果を示します。
CPA(成果獲得単価)
コンバージョンを獲得するためにかかったコストのことを指します。
CPAが低いと、マーケティング効率が良いと評価することができます。
CPAについては、こちらの記事でご覧ください。
関連記事:CPA(顧客獲得単価)とは?初心者向けに意味や重要性・計算方法などを解説
CVR(成果獲得率)
WEBサイトページのアクセス数に対するコンバージョン数の割合を指します。
記事コンテンツの効果を測るための重要な指標となります。
CVRについては、コンテンツマーケティングで重要な指標とされることが多いですので、こちらの解説記事でご覧ください。
関連記事:CVRとは?計算方法やWEBマーケティングの集客改善に役立つ4つのポイント
CPC(クリック単価)
WEB広告クリック1回に対するコストのことをさします。
自社WEB広告の費用対効果を評価する際に必要になります。
CTR(クリック率)
WEB広告が表示された回数に対するクリック数の割合をさします。
CPC同様に、WEB広告の効果を示す指標です。
3. WEBサイト運用に関するKPI指標
記事更新数
特定の期間内に更新された記事の数を指します。
記事コンテンツの新鮮さや頻度を測ります。
ここでは1ヶ月で更新する記事の数、社内での決め事です。
記事投稿数
新規に投稿された記事の数のことを指します。
記事コンテンツの全体のボリュームを示します。
問い合わせ数
WEBサイトページを通じて得られた問い合わせの数をさします。
問い合わせすがKPIよりも多いと、ユーザーの関心度が高いことを示します。
数が低いと問い合わせまでの動線や、問い合わせフォームに問題あることも考えられます。
エンゲージメント率
ユーザーのアクション(コメント、シェア、いいねなど)を基にした指標を指します。
コンテンツの反響やユーザーの関与度を示します。
コンテンツマーケティングでのKPI設定手順
では、コンテンツマーケティングでのKPI設定手順を見てみましょう。
1. KGIを設定する
コンテンツマーケティングでKPIを設定するためには「逆算」から始まります。
まず、最終的な目標(KGI)を明確に設定します。
KGI設定時のポイントは「具体的に」設定することです。
例えば「売上〇〇%UP」ではなく、「受注件数〇〇件」とい設定します。
2. ユーザーのフェーズを書き出す
ユーザーの購買プロセスや関心のフェーズ(認知、興味、検討、購入)を明確にし、それぞれのフェーズで有効な集客チャネルやコンテンツを一覧にし設定します。
これにより、各フェーズに適したKPIを設定しやすくなります。
3. フェーズに合わせたKPIを設定する
2つ目のフェーズで出たものを、各フェーズごとに適切なKPIを設定します。
例えば、認知フェーズではPV数やユニークユーザー数、検討フェーズではセッション数や回遊率、購入フェーズではCVやCVRなどのように、上記で紹介したKPIの種類を分類しましょう。
コンテンツマーケティングの運用にKPIを活用する
KPIを設定したはいいものの、コンテンツマーケティングに活用しなければ意味がありません。
KPIに基づいて、定期的に効果測定を行うことで、コンテンツマーケティングの成果を継続的に分析し、改善、再実行ができます。
例えば、記事の更新頻度などはわかりやすいです。
ある企業の記事更新頻度を週2回、月に8記事の投稿をKPIに設定していたとします。
しかしある月に6記事しか更新できておらず、KPIが未達成だとします。
この2記事の差分の原因はどこにあるのか?を探ることが次回への改善につながります。
・上司からの急な依頼で記事を更新できなかった
・仕事を溜めすぎていて手が回らなかった
このような理由があったと仮定すると、改善するのは上司に対し「仕事の依頼の仕方を考えるよう伝える」ことかもしれません。
もしくは担当者に対し「仕事のタスク管理を教育」することが改善策かもしれません。
このようにKPIの未達成の原因を探り、次回に活かすことがコンテンツマーケティングでKPIを活用する方法です。
無料ツールを使って効果測定をする
効果測定は、設定したKPIに対して定期的に行います。
・Google Analytics
・Googleサーチコンソール
は非常に有効に活用できます。
Google Analytics
Google Analyticsは「ユーザーがWEBサイトにアクセスした後、どういう動きをしたのか」を明確にするツールです。
例えば、PV数やセッション数、ページ滞在時間などを測定できるGoogleが無料で提供しているツールです。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは「ユーザーがWEBサイトを訪れる前どういう動きをしていたのか」を明確にできるツールです。
例えば、
クエリのクリック数・表示回数、検索順位
などを、明確にすることができるGoogleが無料で提供しているツールです。
これらのツールを使用し定期的に分析することが、KPIをコンテンツマーケティングに活かすための方法だと言えます。
コンテンツマーケティングを外部に依頼する
ここまでご紹介してきたように、コンテンツマーケティングやKPIの分析などは「WEB専門分野」です。
これらの専門人材が社内にいる企業も多くなく、本業の片手間でコンテンツ制作などをしていることがほとんどです。
「人手不足」「専門人材不足」は中小企業が慢性的に抱える課題です。
この社内リソース不足を解消するための方法が、外部パートナーと一緒に取り組むということです。
現在、中小企業ではこのような専門人材を「採用」するのではなく「アウトソーシング」により活用するのが主流とも言えます。
弊社が展開する「ヒトマケ」ではWEB専門人材3名を専門チームとしてアサインし、コンテンツマーケティング運用代行を行います。
一度どのような内容で支援をしているのか、気になる方はこちらからお問い合わせください!
まとめ
コンテンツマーケティングにおけるKPIの種類と設定手順、活用方法などを解説してきました。
KPIの設定は、企業が目標を達成するために不可欠な指標です。
KGIがあってのKPIですが、KPIを達成し続けると、最終的にはKGIを達成することにつながります。
自社の売上に対してのKPIは設定されているかもしれませんが、コンテンツマーケティングでもKPIを設定することで目標達成につながる活動ができるでしょう。
もし自社だけコンテンツマーケティングやSEOに取り組むのではなく、外部パートナーと一緒に進める選択肢をお探しであれば、一度弊社までお問い合わせください!
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