内部リンクとは?SEOの効果と適切な貼り方を全て解説
内部リンクは、同じサイト内にあるページ同士をリンクで繋ぐことで、ユーザーにとって遷移しやすいルートを示す役割を担っています。
また検索エンジンのクローラーにとっても、内部リンクを辿ることで巡回がしやすくなり負担軽減となります。
今回の記事では、内部リンクのSEO効果や適切なリンクの貼り方などを解説しています。
コンテンツマーケティングに取り組んでいる中小企業や、SEO担当者は必見となっていますので、最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
内部リンクとは
内部リンクとは、同一WEBサイト内の別のページ同士でリンクを設定することを指します。
例えば、本ページのような記事コンテンツに内部リンクを貼ることで、読者であるユーザーが別の記事コンテンツを読む際の手助けをすることができるようになります。
ユーザーも、一旦元のページに戻って求めている情報を探して、クリックする手間が省けますので利便性が格段に向上します。
また、検索エンジンのクローラーにとっても内部リンクがあることでページからページへの巡回がしやすくなり負担軽減の手助けができます。
この巡回でクローラーがSEOの評価をしていますので、適切な位置に内部リンクを貼ることはSEOへ効果を発揮できると言えます。
内部リンクと外部リンクの違い
内部リンクと外部リンクはどちらもSEOにおいて重要な役割を果たしますが、それぞれ異なる目的と効果があります。
内部リンクは、先述のとおり同一サイト内のページ間をつなぐリンクであり、サイトの構造を明確にし、ユーザーとクローラーの利便性を向上させます。
一方、外部リンクは外部のWEBサイトへからリンクを受けることであり、客観的にみて信頼性や権威性を示しています。
自社か他社(他者)かの違いが、内部リンクと外部リンクの違いと認識していて構わないかと思います。
内部リンクの最適化がもたらすSEO効果
ここで内部リンクを最適化することで、どのようなSEO効果を得られるのかを解説します。
クローラーの巡回が簡単になる
内部リンクのSEO効果、1つ目は「クローラーの巡回が簡単になる」ことです。
内部リンクを適切に配置することで、検索エンジンのクローラーがサイトを効率的にクロールし、新しいコンテンツを迅速にインデックスすることが可能になります。
これにより、新しく公開したページが検索結果に反映されるまでの時間が短縮されます。
検索エンジンに表示されているということは、インデックスされていることを表しますが、その仕組みを理解しておく必要もあるでしょう
そこでインデックスに関する記事もございますので、あわせてお読みください。
別ページとの関係性が高くなる
内部リンクのSEO効果、2つ目は「別ページとの関係性が高くなる」ことです。
内部リンクは、関係性の高いページとページを繋具ことでSEO評価を高めます。
しかしこの際のポイントは「関連性が高いページ同士」という部分です。
2つのページ同士の関連性が低いにも関わらず、内部リンクを貼ってしまうとクローラーの巡回を妨げ、ユーザーにとっても必要な情報ではないためSEO効果を得ることができません。
関連性の高いページ同士を内部リンクで繋ぐことで、有益な情報を多くユーザーに届ける手助けをしましょう。
ページ滞在時間の向上
内部リンクのSEO効果、3つ目は「ページ滞在時間の向上」です。
内部リンクを適正な箇所に関連性の高いページ同士で繋ぐことで、読者であるユーザーはリンクをたどり別ページへ遷移していきます。
遷移した先のページ内にある内部リンクも辿り、さらに別ページの情報を収集することもあるでしょう。
その結果、自然な形で自社WEBサイトページを徘徊することとなり滞在時間の向上につながります。
Googleは滞在時間が長いページにあるコンテンツは、ユーザーが満足する情報であると認識するため、SEO評価も向上します。
内部リンクでSEO効果を発揮するためのポイント
では実際に内部リンクを貼る際に、SEO効果を発揮するためのポイントとなる3つの要素をご紹介いたします。
ユーザーファーストの内部リンク
まず内部リンクにおいて、何よりも大切にしておきたいポイントは「ユーザーファースト」の目線を持つことです。
新しく制作したコンテンツを、アクセスが多いページに内部リンクを貼り、多くのユーザーの閲覧を促したい気持ちもわかります。
しかしその考え方こそ「自分ファーストの考え方」になっている証です。
SEO担当者であれば、いかなる時もユーザーファーストを心がけ、ユーザーが求める情報があるページを内部リンクとして貼るようにしましょう。その結果としてSEO効果も向上するでしょう。
ユーザーファーストという考え方は、SEOの評価をするが最も重要視しています。
そのGoogleの考え方を知ることもSEOでは重要となります。
そのGoogleの考え方を知っていただくための記事もご用意していますので、一度ご覧ください。
関連記事:【WEBマーケティングで最重要】SEO対策は、Googleを理解することが第一歩目
関連度が高いリンクを貼る
関連度が高い内部リンクは積極的に貼るようにしましょう。
そうすることで、積極的に情報収集をしているユーザーのアクセスを獲得することに繋がります。
WEBサイトページ内の滞在時間を延ばす役割を担いますので、SEO効果は抜群にあるでしょう。
関連度の高いコンテンツを制作できていないのであれば、関連度の高いコンテンツの制作に着手することも重要になってきます。
テキストリンクをわかりやすくする
内部リンクは、アンカーテキストを工夫することでユーザーにも検索エンジンにもわかりやすくなります。
例えば、
良い例として、「コンテンツマーケティングについて」
悪い例として、「詳しくはこちら」
という、2つのテキストリンクを解説します。
「コンテンツマーケティングについて」というテキストリンクには「そのクリックした先にどんな内容のコンテンツ」があるかわかります。
一方の「詳しくはこちら」では「どんなコンテンツがるのかわからない」状態になります。
ユーザーもイメージしずらいのはもちろん、クローラーもリンクの先が不明瞭となります。
逆にいうと、リンク先をイメージできるテキストリンクとすると、ユーザーのクリック率も上がりSEO効果を発揮できると言えます。
WEBサイトのテーマを絞り専門性を高める
WEBサイトのテーマを絞り、専門性の高いWEBサイトにすることはとても重要なことです。
テーマを絞ると、別ページとの関連性も高くなり内部リンクを貼りやすくなるという特徴があります。
専門性を高めたWEBサイトにすることで、必然的に内部リンクが集まりやすい形となり、かつ重要なページに内部リンクが集中するようになってくるはずです。
内部リンクを集めることの重要性は、Googleも公式で発表しているので、ご参考にしてください。
引用:リンクレポート
内部リンクが増加すると、クローラーの巡回を後押しし、インデックスまでのスピードを早めます。
また、ユーザーが同WEBサイトページ内を回遊し、滞在時間が延びることで、「有益な情報を提供しているサイト」と認識されるようになります。
その結果、今よりもSEO評価を高め、上位表示を獲得できるようになります。
これらの内部リンクのポイントをおさえ、SEO対策に取り組むことが必要になってくると言うわけです。
内部リンクによるSEO効果を発揮できる設置場所
内部リンクによるSEO効果を発揮できる設置場所によってそれぞれの特性が違うため、解説しておきます。
コンテンツ内部
記事コンテンツの内部に設置する内部リンクは、さらに深い情報や別視点の内容が記載されているページを設置しましょう。
これはユーザーが、記事コンテンツを読み進めていく上でさらに別の情報を欲しくなった際のサポートをするためです。
「関連記事」や「参考記事」という形で、ユーザーにアプローチしましょう。
パンくずリスト
パンくずリストは、ユーザーとクローラーがWEBサイトページの階層を把握しやすくするナビゲーションです。
内部リンクとしても機能し、サイトの構造を明確に示します。
パンくずリストを見ることで、今どのジャンルのページにいるのか判断できるためユーザーの利便性の向上に繋がります。
グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションは、画面上部にこのサイト全体の目的地を掲載しておくことを指します。
ユーザーは自身の目的地まで最短距離で到達できるため、利便性は非常に高くなります。
注意する点は、テキストでのグローバルナビゲーションは問題ありませんが、画像を使用する際はalt属性をつけるようにしましょう。
サイドバー、フッター
サイドバーやフッターに関連する記事やカテゴリーへの内部リンクを設置することで、ユーザーは興味のある情報を簡単に見つけることができます。
例えば、一覧形式でもいいですし、ランキング形式での良いのですが、ユーザーの目に触れ、クリックするという行動を促すことができればサイドバーやフッターに内部リンクを設置する目的は達成されます。
記事コンテンツの下部
記事コンテンツの下部に設置する内部リンクは、記事を最後まで読み切ったユーザーの回遊や、滞在時間の向上につながる重要な設置場所です。
記事コンテンツ下部にリンクを設置することで、ユーザーの離脱率を低下させましょう。
とはいえ、記事コンテンツの下部にある内部リンクに到達させるためには、ユーザーが飽きずに記事を読み切る必要があります。
そのためには、有益な情報を多く盛り込み魅力的なライティング能力を身につけなければなりません。
こちらに記事では、ユーザーが最後まで読み切るためのSEOライティングについてわかりやすく解説していますので、一度ご覧になられてください。
関連記事:
サイトマップ
サイトマップは、WEBサイト内のすべてのページへのリンクを一覧で表示したもので、検索エンジンがサイトの全体像を把握するのに役立ちます。
サイト運営の期間が長くなってくるとページの量も増えてくるかと思います。
その際サイトマップがないと、ユーザーも現在地が不明瞭になったり、クローラーも巡回の際の負担が大きくなってしまいます。
サイトマップとして別ページを用意する必要はなく、フッターに用意することでユーザーもページの全体像を一覧で見ることができ、ユーザーの利便性も向上するでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
内部リンクは、クローラーの巡回やユーザーの利便性の向上の手助けとなりSEO評価を高めます。
適切な位置に内部リンクを設置し、ユーザーを回遊させ、離脱率を下げると、さらにSEO評価も高まります。
つまりSEO効果を向上させるため、内部リンクを理解することは非常に重要となるわけです。
コンテンツマーケティングに取り組む中小企業や、SEO対策取り組む方々、今回の内容をもとに内部リンクを効果的に活用することで、成果の出るWEBサイト運営ができることでしょう。
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