逆SEOとは?4つのやり方と間違った手法とリスクを解説
「逆SEOって一体なに?」
「自社のサイトが逆SEOを受けたらどうしたらいいかわからない」
あまり聞き馴染みのない逆SEOだからこそ、このようにお悩みの方もおられるかもしれません。
そこで今回の記事では、逆SEOの概要や目的、やってはいけない逆SEOや対策について詳しく解説します。
自社サイトが逆SEOを受けた際のリスクに備えておきたい方は、最後までお読みいただければと思います。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
逆SEOとは
逆SEOとは、特定のWEBサイトページの検索順位を意図的に下げる手法を指します。
「ネガティブSEO]や「リバースSEO」とも呼ばれています。
通常、SEO(検索エンジン最適化)はWEBサイトの検索順位を上げることを目的としていますが、逆SEOはその逆です。
例えば、デマや誹謗中傷などのネガティブ情報を発信し特定のWEBサイトページの検索順位を下げます。
企業では、これら風評被害から自社WEBサイトを守る対策をとることを逆SEO対策と呼びます。
逆SEOの目的
企業が逆SEOの主な目的は、根も歯もないでまや、誹謗中傷などの風評被害から自社WEBサイトページを守ることを目的とします。
例えや、「自社名、自社商品名、自社サービス名」を含むWEBサイトページが検索上位に表示されているとします。
そのWEBサイトページに対し、根も歯もないネガティブな風評がされていると、ユーザーはどう感じるでしょうか?
おそらくほとんどのユーザーは、いい気持ちにはならず、商品、サービスの購入を控えることでしょう。
また商品、サービスに悪評を書かれている企業に対しても不信感を抱くことになり、多くの機会損失をこうむることになります。
このように企業にとってマイナスの影響を受ける可能性のあるものを排除するのが、逆SEOです。
逆SEOの4つのやり方
上記のような風評被害から自社WEBサイトページを守るための逆SEOにはいくつかの方法があります。以下に代表的な手法を紹介します。
1.自社WEBサイトの検索順位を上げる
逆SEOの最も基本戦略で成功は手法は、自社のWEBサイトや関連するコンテンツの検索順位を上げることです。
そのためには、別で複数サイトを立ち上げる必要があります。
対象となるキーワードで、検索上位を獲得し、相対的にネガティブサイトよりも上位を獲得することが逆SEOにつながるでしょう。
そこで検索上位を獲得するためには、SEO対策が必要となります。
SEO対策を行う際は、検索エンジンであるGoogleのアルゴリズムを理解することが何よりも重要です。ポイントはGoogleが「ユーザーファースト」を掲げていることですが、詳しくは、こちらの記事で解説していますので、一度ご覧ください。
参考記事:
2.自社WEBサイトの検索上位を継続させる
SEO対策により自社WEBサイトページが一度検索上位に表示されても、その順位を維持するためには継続的な努力が必要です。
それはGoogleのアルゴリズムが200以上の要素から構成されており、日々アルゴリズムに変化が起きているからです。
そのため、一度検索上位を獲得していても、定期的にリライトを繰り返し検索上位を維持しなければ逆SEOができません。
競合の分析や、アルゴリズムの後追いなど日々取り組みましょう。
競合サイト分析やリライトについては、こちらの記事で解説していますので、一度お読みください。
関連記事:
3.Googleに直接削除依頼をする
Googleには、特定のページの削除を直接依頼するための公式な手続きがあります。これを利用することで、検索結果から削除される可能性があります。
誹謗中傷などの風評被害に関しては、Googleのポリシー違反で該当しているかどうかを確認できます。
この削除に関しては、Googleの判断なので確実に削除できるかどうかは不明確です。
削除依頼はしつつ、先述の自社WEBサイトページの上位表示や維持に取り組む方が、逆SEOとしては成果につながりやすいのではないでしょうか。
4.ネガティブなコンテンツの発信元に直接削除申請をする
逆SEO対策として、ネガティブコンテンツの発信元に直接削除申請をすることは、最も効果的と言えるかと思います。
削除依頼をする際は、法的根拠や具体的な部分について論理的に説明することがポイントです。決して感情的に削除依頼しないよう心がけましょう。
例えば、対象となるURLやコンテンツの内容の説明、そのコンテンツも問題点と、考えられる悪影響などを提示します。
これらを意識し逆SEO対策に取り組むことが、インターネットという空間を健全に保つことにつながりますし、必ず行うようにしましょう。
やってはいけない逆SEO対策手法
逆SEOには、正当な手段と不正な手段があります。不正な手段を使用すると、Googleからペナルティを受けるリスクがあるため、避けるべきだと言えます。
以下が避けるべきやってはいけない逆SEO対策手法です。
1.コピーサイトを複数作成する
逆SEOには、順位を下げたい特定のWEBサイトページのコピーサイトを大量に作成して、検索順位を下げる手法があります。
しかしこの方法は、Googleから類似コンテンツとみなされ検索順位を低下させてしまう可能性があります。
逆SEOのために自社WEBサイトにペナルティを受けるリスクを取る必要はないと思いますので、やめておきましょう。
複製サイトに関するGoogleの見解はこちらで確認していただけます。
2.低品質なサイトから被リンクを大量に送る
SEO対策の外部施策である被リンクの獲得は、そもそも質の高いサイトから評価を受けるからこそ価値があるとGoogleからみられるわけです。
これは「Googleが掲げる10の真実」で公式に発表している「ウェブ上の民主主義は機能する」が根拠となっています。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が成果を出し続けている理由は、何百万人ものユーザーがウェブサイトに張ったリンクを参考に、どのサイトが価値のあるコンテンツを提供しているかを判断しているためです。Google では、200 以上の基準と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。特許を取得した PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最も良い情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google は、オープンソース ソフトウェア開発にも力を入れており、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進んでいます。
つまり低品質なサイトから被リンクを獲得しているサイトは、低品質とGoogleがみなすのは当然の流れと捉えられます。
ここで紹介した2つの対策手法は、逆SEOではやってはいけない対策手法ですので、やめるようにしましょう。
逆SEO対策3選
ここでの正当な逆SEO対策を実施することで、風評被害から守ることができます。
以下に推奨される逆SEO対策を3つ紹介します。
1.ドメインパワーを向上させる
ドメインパワーとは、ドメイン全体の評価を数値化し客観的に信頼性を示すものを指します。
逆SEOでは、ドメインパワーを向上させることで、サイト全体の信頼性が高まり、ネガティブなページの順位を下げる効果があります。
ドメインパワーを向上させるには以下の2つの方法が挙げられます。
・高品質なコンテンツの提供
・信頼性のある被リンクの獲得
大前提として、高品質はコンテンツを継続して提供しているWEBサイトがドメインパワーの向上につながります。
また高品質なコンテンツを提供しているから、質の高い被リンクを獲得できるわけです。
つまり、ドメインパワーを向上させ逆SEO対策を行うためには「高品質なコンテンツの提供」から始める必要があるということです。
とはいえ、ドメインパワーは一朝一夕で上がるものでもありません。
中長期的な目線を持ち、継続的にコンテンツ提供ができる体制作りから始めるのが良いかと思います。
高品質なコンテンツの制作方法や、被リンクについてはこちらの記事で解説しています。
一度ご覧いただければと思います。
関連記事:
SEOライティングとは?基礎知識と5つのポイントを押さえ初心者脱却
被リンクのSEO効果とは? 増やす方法とコンテンツマーケティングでの重要性
2.被リンクを否認する
逆SEOとして、被リンクを否定するというもの効果的です。
その際、Googleサーチコンソールの被リンク一覧から、被リンク先を調べるのがいいでしょう。
そこで発見した不適切な被リンク先であるサイト運営者に、直接問い合わせをし削除依頼を行いましょう。
これでも解決しない場合は、「.txt」形式でリストを作成して、リンク否認ツールに送信します。
このリンク否認ツールを活用すれば、大体数週間で検索結果に反映されますので安心でしょう。
3.被リンク元となるサイトを定期的にチェックする
検索順位が、突如下がっているのがわかった場合、逆SEOの被害を受けていることを疑った方がいいでしょう。
先述のやってはいけない逆SEOでも紹介した「リンクを大量に飛ばす」をやっているサイトからの影響でペナルティを受けている可能性があります。
その際はGoogleサーチコンソールを使用し、被リンクの品質を定期的にチェックし、問題のあるリンクを発見したら迅速に対処することが重要です。
サイト運営者は日々様々なツールを活用していると思いますが、Googleサーチコンソールでは被リンク元の確認やペナルティの有無も欠かさずチェックするようにしましょう。
まとめ
逆SEOは、悪質は風評被害などのネガティブ情報から自社や商品、サービスを守る重要な戦略です。
そのため緊急で対策しなければ行けないケースも多く、自社での対応だけでは間に合わないことも散見されます。
その場合、外部のパートナーと一緒に取り組むことも、自社と商品、サービスを守るためには必要な選択だと思われます。
自社の逆SEOによる防衛策はもちろん、外部パートナーという選択肢も視野にサイト運営者は逆SEOに取り組みましょう。
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