E-E-A-T(E-A-T)とは|SEOではGoogleが定める4つのポイントを意識する
WEBマーケティング・コンテンツマーケティング担当者でSEOに携わる方であれば、E-E-A-Tというワードを聞いたことがあるのではないでしょうか。
E-E-A-Tとは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略です。
これは、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されており、WEBサイトの評価基準のことです。
今回の記事では、E-E-A-Tの概要、YMYLとの関係性、SEOでも重要となる4つの要素の高め方などを解説いたします。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
E-E-A-T(E-A-T)とは?
E-E-A-T(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)とは、GoogleがWEBサイトの品質を評価するために重視している4つのポイントのことです。
この評価基準は、検索エンジンがユーザーに有益で質の高い情報を提供するための指標として用いられています。
以下では4つの要素をそれぞれ解説いたします。
経験(Experience)
E-E-A-T(E-A-T)の経験(Experience)は、記事を書いた著者がそのテーマに対して、今までどれだけの経験を持っているかを表します。
例えば、アパレルに関しての記事ならば、その記事の著者がアパレル業界未経験者なのか、業界15年の経験をもつ著者なのかで経験(Experience)が全く違ってきます。
このように記事コンテンツに、著者の経験を反映できるとコンテンツの質が高まるため、経験(Experience)がある方が評価されるでしょう。
専門性(Expertise)
E-E-A-T(E-A-T)の専門性(Expertise)は、著者がその特定の分野の知識やスキルを高いレベルで持っているかを表します。
特定の分野に特化しており、深い知識の内容となっているかどうかが大切です。
具体的には、
・コンテンツのテーマが統一されている
・的確に問題の解決策が提示されている
・最新情報を用いて、網羅性がある
などが、E-E-A-T(E-A-T)の専門性(Expertise)が高く、より深い知識を得られるコンテンツであると評価されます。
権威性(Authoritativeness)
E-E-A-T(E-A-T)の権威性(Authoritativeness)は、著者やサイトが業界内でどれだけ認知、評価されているかを表します。
例えば、公的機関や業界有数のメディアに取り立てられたかなど、コンテンツの著者や運営者の権威があればGoogleは評価します。
つまりGoogleはコンテンツの内容はもちろん、そのコンテンツの制作者も重要視しているのが見てとれます。
信頼性(Trustworthiness)
E-E-A-T(E-A-T)の信頼性(Trustworthiness)は、著者が制作したコンテンツ内の情報が正確で信頼できるかどうかを表します。また、WEBサイト運営者も同じくです。
例えば、ユーザーからのレビューや評価、口コミなどは一次情報として信頼性を高めます。
また、サイトやコンテンツ内の情報が正確かどうかのエビデンスとして公的機関や正当な根拠となる客観的指標があれば信頼性をさらに高めるでしょう。
これら4つのポイントを高めることにより、検索エンジンでの上位表示を期待することができます。
なぜE-A-TからE-E-A-Tに変更されたのか
元々GoogleはE-A-T(Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)という3つの基準を採用してWEBサイトやコンテンツの評価をしていました。
しかし、2021年に新たに「経験(Experience)」が追加し、E-E-A-Tと4つの評価基準としました。
この変更の背景にあるのは、「ユーザーがより信頼性の高い情報を求めている」ということがあります。
この変更によりわかったのは、「Googleはさらに質の高い情報を提供することを目指している」ということです。
コンテンツ内に著者の実際の経験が追加されることにより、ユーザーはその情報の信憑性が高くなり信頼しやすくなるため、検索エンジンとしての役割を果たす上で重要な要素となっています。
E-E-A-TがSEOで重要視される理由
E-E-A-TがSEOで重要視される理由は、Googleがユーザーに信頼性の高い有益な情報を提供することを目的としているためです。
Googleは実際にまだE-A-Tだった時代に、公式にこのように発表しています。
E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-A-T が優れているコンテンツによく見られる要素の組み合わせを使用することは有効です。
上記から、E-E-A-Tは直接的にSEOの効果は発揮できないが、間接的にSEO効果を発揮するということがわかります。
このように間接的にSEO効果を発揮し、検索上位を獲得できる可能性がありますので重要視されているわけです。
E-E-A-TとYMYLの関係
YMYL(Your Money or Your Life)とは、直訳すると「あなたのお金、あなたの人生」とされユーザーの人生やお金に大きな影響を与える可能性のあるコンテンツを指します。
YMYK領域にあるジャンルは、人の健康やお金、医療、政治、法律、など人生に直結するジャンルが定められています。
これらのジャンルのコンテンツは、そのコンテンツ内の情報に誤りがあったり信頼性が低く悪質で低品質であれば、その情報を信じたユーザーの人生に悪影響を与える可能性が高まります。
そのため、YMYL領域のジャンルは、より高いレベルのE-E-A-Tが求められています。
このように、E-E-A-TとYMYLは密接な関係性を持っているわけです。
YMYLについて解説した記事はこちらでご覧いただけます。
関連記事:【最新版】YMYLとは?対象ジャンルとコンテンツSEO担当者が注意するべきポイント
E-E-A-Tを高める方法について
ここでは、E-E-A-Tを高める方法をご紹介いたします。
経験を高める方法
実務経験のアピール
コンテンツの著者やWEBサイト運営者の、実際の業務経験やプロジェクトの実績を詳細にプロフィールに記載します。
そうすることで、著者や運営者の今までの経験が明確になります。
今まで経験を活かせるジャンルを選ぶ
今までの経験や実績がなく、これから経験や実績を積もうとすると時間がかかってしまいます。
そのため、コンテンツの内容を選ぶ際は今までの経験や実績を活かせるジャンルを選ぶ方が、E-E-A-Tの経験(Experience)を高められるでしょう。
専門性を高める方法
特定のテーマに特化させる
高い専門性を保つためには、特定のテーマに特化させたコンテンツにする方が良いでしょう。
テーマを統一させることで、情報も深いものになりやすくなります。
資格や学歴などを提示させる
保有している資格や学歴、専攻などをコンテンツに反映させることでE-E-A-Tの専門性(Expertise)が高まります。
これは検索エンジンはもちろんのこと、ユーザーからも専門知識や情報であると認識されやすくなります。
権威性を高める方法
SNSなどを活用し発信する
InstagramやXなどで、自身のサイトやコンテンツを発信することでE-E-A-Tの権威性(Authoritativeness)を高めます。
地道な活動ですが、SNSでの発信で露出が増え認知度が上がれば、権威性も上がることでしょう。
被リンクの獲得
質の高いコンテンツの提供やSNSでの発信を継続していると、被リンクを獲得できます。
被リンクの獲得は、外部のサイトから高評価を得ていることを指しますので、E-E-A-Tの権威性(Authoritativeness)を高めます。
被リンクについて解説している記事がこちらにありますので、一度ご覧ください。
関連記事:被リンクのSEO効果とは? 増やす方法とコンテンツマーケティングでの重要性
信頼性を高める方法
サイトをSSL化する
SSL化とは、WEBサイトを暗号化し、セキュリティを強化することを言います。
SSL化することで、サイトURLが「http」から「https」に変わるため、自社のWEBサイトがSSL化されているかどうかの確認を行いましょう。
SSL化は SEOにも影響を与える部分ですし、ユーザーにもSSL化されていないことがアナウンスされ信頼性を下げる恐れがあります。
Whois情報の公開
ドメイン名の登録者やIPアドレス等の情報を、公開し第3者が閲覧できるようにすることをWhois情報の公開と言います。
先述の著者やサイト運営者の情報充実と公開と合わせて行うことで、E-E-A-Tの信頼性(Trustworthiness)を高めましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
E-E-A-T(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)の4つの要素を理解し、考慮したWEBサイト運営がSEO効果を発揮するということはおわかりいただけましたでしょうか。
E-E-A-Tは、GoogleがWEBサイトの品質を評価するための重要な基準です。
この基準を高めることで、SEOにおいて有利に働き、検索結果での上位表示が期待できます。一方、E-E-A-Tを考慮しないコンテンツを制作したり、サイト運営をしているとSEO評価は一向に上がりません。
今回ご紹介したE-E-A-Tの4つの要素を高める方法に基づき、SEOコンテンツやサイト運営を行い、高品質なコンテンツを多くのユーザーに届けられるようにしていきましょう。
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