サジェストってなに?Googleの考え方や仕組み、無料ツールを紹介

「サジェスト」
企業でコンテンツマーケティングを担当している方や、SEO担当の方であれば誰しも聞いたことがあるかと思います。
しかしサジェストの仕組みや、似た意味で使われる「関連キーワード」「共起語」との違いを本当に理解されていますか?
サジェストを理解することは、コンテンツマーケティングやSEOで成果を出すために必要になってきます。
今回の記事でサジェストについて解説し、最後にま無料で使えるツールも紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。


大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
サジェストとは?
サジェストとは、Googleなどの検索エンジン内にある検索ボックスに特定のキーワードを入力した際に、自動的に表示される関連する検索候補のことを指します。
例えば、検索ボックスに「旅行」と入力すると、「旅行 おすすめ」「旅行 予算」「旅行 国内」といった検索候補が表示されることがありますがこれをサジェストと呼びます。
このサジェストという機能は、ユーザー視点では求める情報を効率よく検索できるという利点があります。
またSEOの視点では、ユーザーの求めている情報やニーズを知るヒントを得る場面としてサジェストを活用できます
ちなみに、サジェストは英語で「Suggest』からきており、Google検索での正式名称は「オートコンプリート」機能と呼ばれ、Yahoo!検索では「入力補助」とも呼ばれます。
豆知識として、知っておくのも良いでしょう。
サジェストについてのGoogleの考え方
Googleのサジェスト機能は、ユーザーにとって有益な情報を提供するための一環として開発されました。
ユーザーの検索意図を予測し、関連性の高い検索キーワードを提示することで、検索の効率化を高めています。これにより、ユーザーは短時間で必要な情報にアクセスでき、利便性の向上につながっています。
サジェストが表示される仕組み
サジェストを表示させるため、Google検索ヘルプでは以下の4つを参考にしていると公表しています。
・クエリの言語化
・クエリが実行される場所
・クエリで注目を集めている関心
・ユーザーの過去の検索
出典:Google検索ヘルプ「Google のオートコンプリートの候補の仕組み」より
少しわかりにくい部分でもありますので、以下でわかりやすく解説します。
検索ボリューム
サジェストが表示される際には、「検索ボリュームの多さ」が大きく影響します。
先程の、検索ボックスに「旅行」と入力した際、「旅行 おすすめ」「旅行 予算」「旅行 国内と表示される仕組みは、「旅行」というキーワードと一緒に「おすすめ」「予算」「国内」というキーワードが検索されているということです。
つまり頻繁に検索されるキーワードは、より多くのユーザーのサジェストとして表示されやすくなります。
これは、Googleが過去の検索データを分析し、人気のある検索クエリを優先的に表示するためです。
ユーザーの地域
ユーザーの検索した位置も、サジェストに影響を与えます。
例えば、大阪市にいるユーザーが検索ボックスで「ラーメン」と検索しても、京都市にいるユーザーが「ラーメン」と検索したサジェストとは違うキーワードが表示されます。
これは、Googleがユーザーの位置情報を汲み取り、ユーザーの周辺地域にあったサジェストを表示させるからです。
ユーザーの過去検索キーワード
サジェストでは、ユーザーが過去に検索したキーワードそのものも影響を与えます、
Googleがユーザーの過去の検索キーワードを汲み取り、先回りしてサジェストに表示させるという仕組みとなっています。
ユーザーの利便性を大事にしているGoogleならではの仕組みではないでしょうか。
このような仕組みにより、サジェストが表示されるようになっています。
サジェストと関連キーワード、共起語との違い
このサジェストとよく似た言葉で「関連キーワード」「共起語」という2種類の言葉があります。以下でこの2種類の違いについて解説したいと思います。
関連キーワードとの違い
サジェストと関連キーワードは、しばしば混同されることがあります。
サジェストは、前述の通り4つのポイントからGoogleが予測しユーザーにあったキーワードを表示させています。
一方の関連キーワードは、実際に検索されたキーワード、つまり月間の検索ボリュームのみを参考に表示させています。
実際に、検索ボックスに「ラーメン 京都」と入力した際のサジェストはこちらです。
一方の関連キーワードはこちらです。
共起語との違い
共起語もサジェストと混同して使用されることがあります。
共起語とは、特定のキーワードと同時に使用されることが多いキーワードを指します。
共起語は先程の、「ラーメン」のサジェストや関連キーワードに表示されたりもしますが、ラーメンの特集ページがあるとした場合、よく一緒に使用されるキーワードです。
例えば、「こってり」「あっさり」などが共起語と言えるでしょう。
SEOで検索エンジンの上位表示を目指す場合は、共起語を理解する必要がります。
こちらの記事からさらに理解を深めていただければと思います。
関連記事:共起語をコンテンツ作成に活かすためには?SEO効果を最大化させる方法
サジェストをSEOで活用する方法
サジェストが、Googleの仕組みにより表示をさせているのであれば、SEOにも影響を与えているとも言えます。
なぜなら、ユーザーのニーズを反映させたのがサジェストだからです。
そんなユーザーのニーズや検索意図などを予測できるサジェストは、コンテンツ制作やSEOに取り組む際に活用できます。
以下の2つで解説します。
キーワード選定
サジェストをSEOに活用する際の一つ目は、「適切なキーワード選定のために活用する」です。
サジェストが、検索ボリュームやユーザーのニーズを反映させているということは、そのキーワードを考慮したSEOコンテンツを制作できるということです。
サジェストという表面的な部分のみならず「検索意図」を汲み取ることがSEOには必要となります。
「サジェストを見てコンテンツを作る」ではなく「サジェストからユーザーの検索意図を汲み取りコンテンツを作る」という姿勢で取り組んでいただければと思います。
タイトル、見出しの選定
サジェストキーワードを活用して、記事のタイトルや見出しを最適化するために活用できます。
先述からの通り、サジェストは検索ユーザーのニーズや検索ボリュームなどを反映しています。
つまり実際に検索ボックスに入力しているというわけなので、そのキーワードをユーザーは「知っている」「興味を持っている」と捉えることもできます。
ですので、サジェストに表示されているキーワードをタイトルや見出しに採用することで、ユーザーの目に留まりやすいと言えるでしょう。
ただしサジェストに影響を受けすぎて不自然な文章になることはSEOにも逆効果ですのでやめましょう。
サジェストキーワードを検索する無料ツール
ここで無料で利用できるサジェスト検索ツールをご紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、簡単にサジェストキーワードを検索できる無料ツールです。
Googleのサジェストはもちろん「Yahoo!知恵袋」「goo!知恵袋」の関連キーワードも調べることが可能です。
使いやすいUIと豊富なデータベースを持ち、多くのSEO担当者に利用されています。
このツールを使用することで、効果的なキーワードリサーチを行うことができます。
Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードリサーチに役立つ強力な無料ツールです。
Neil Patelが開発したこのツールは、サジェストキーワードのほか、検索ボリュームや競合分析、SEO難易度なども行うことができWEBマーケティングに取り組む企業では重宝されるでしょう。
7日間の無料期間・有料と分かれていますので、一度無料で試してから自社有料版が必要かどうか判断してください。
KOUHO.jp
KOUHO.jpは、日本市場に特化したサジェストキーワード検索ツールです。Amazonや楽天のサジェストも調べることが可能です。
当然ですがGoogleのサジェストとAmazon・楽天のサジェストは違いますので、ミスが起こらないように自社の展開に合わせてしっかりとサジェストを調べましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、サジェストの仕組みやGoogleの考え方、SEOでのサジェストの活用方法、無料で利用できるツールを解説してきました。
Googleのサジェストは、月間検索ボリュームの影響も受けるので、今月のサジェストと半年後のサジェストでは違いがあります。ですので、定期的に確認しコンテンツ制作やリライトなどに反映をさせるのがSEOでは必要でしょう。
この記事をお読みのコンテンツマーケティング担当者・SEO担当者は日々SEOコンテンツの制作に取り組んでおられるかと思いますが、サジェストはユーザーのニーズが反映し表示されます。
このサジェストを活用し、自社のSEOコンテンツの制作に役立てコンテンツマーケティングを成功させていただければと思います。
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