CTA(コールトゥアクション)とは?意味や改善策、ポイントなどを解説

中小企業にお勤めのマーケターの方であれば、CVRの向上や改善に日々取り組まれているのではないでしょうか。
様々な施策の中でも、CTAの改善や設置箇所の変更などは、CVRの向上に大きく関わりを持ってきます。
今回の記事では、CTAについてや、重要性、ポイントなどをわかりやすく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。


大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
CTAとは?
CTAとは、(Call to Action)の略で、WEBサイトページを訪れたユーザーに、特定の行動を促すための要素です。
また、CTAはWEBサイトのみならず、メールマガジン、WEB広告などさまざまな場面で使用され、特定の起こして欲しい行動を促します。
例えば、BtoC向けに商材を販売しているサイトでは「今すぐ購入」「無料お試しはこちら」などのボタンがCTAに該当します。
また、BtoB向けにWEBマーケティング支援を展開している企業では「無料で資料ダウンロード」「お問い合わせはこちら」などのボタンやリンクがCTAに該当します。
このようにCTAは、ユーザーの行動を誘導し、CV率を向上させるために非常に重要な役割をもっています。
CTAの重要性
CTAは、WEBサイトを訪れたユーザーに対し、具体的なアクションに誘導するための主要な要素です。
CTAが適切に設計されたされているかどうかで、WEBサイトやWEB広告のCV率に大きな影響をもたらします。
今やどの業界、業種の企業でも一度WEBサイトにユーザーを誘導し、そこからのCVを狙うマーケティング手法がほとんどです。
そんな中で、ユーザーの行動を誘導するCTAを適切に設計できていなければ、企業の売上に大きなダメージをもたらしている可能性があります。
そのため、CTAはWEBマーケティングやコンテンツマーケティングでも重要視されているわけです。
CTAで重要となる4つのポイント
ここで、CTAで重要となるポイントを4つご紹介いたします。
1.位置
CTAの配置位置は、ユーザーが自然に目にする位置に置くことが重要です。
逆に言えば、不自然な位置にCTAを設置する必要はありません。
例えば、CTAの適切な配置位置としてファーストビュー(ページを開いたときに最初に見える部分)や、WEBサイトをスクロールした先の終点など効果的な配置位置となります。
なぜなら、ユーザーが1番最初に目にする場所と最後に目にする場所であるからです。
2.デザイン
CTAのデザインは、目立つように設計することが求められます。
ボタンの形や大きさ、テキストのフォントなど、ユーザーの視線を集める工夫が必要です。
例えば、四角のCTAと長丸のCTAを全く同じ箇所に配置したとします。
しかし、どちらかのCTAのCVRだけが高くなるということが実際に起こりえます。
これは自社の商品・サービスを利用するユーザーの属性や、WEBサイトページの内容などによって変わりますが、CTAのデザインによってCVRが大きく変わるという特徴を持っています。
3.色
CTAの色も重要になってくるポイントでしょう。CTAの色は、WEBサイト全体のカラーや雰囲気と調和しつつ、他の要素よりも目立つ色を選ぶことがポイントです。
CTAの色を、暗い色から明るい色に変更しただけで実際にCVRが5%弱も改善されて事例もあり、ユーザーの行動にCTAの色が大きく影響を与えていることがわかります。
4.形
CTAの形状も重要なポイントです。
一般的にCTAはボタン型が多く使用されますが、テキストリンクや画像など、臨機応変に最適な形を選ぶのが望ましいです。
CTAの適切な設置箇所
先程も少し触れましたが、CTAの位置において適切な設置箇所があります。
以下で解説いたします。
ファーストビュー
ユーザーが最初に目にするファーストビュー部分にCTAを配置することで、すぐにアクションを促すことができます。
なぜファーストビューが適切な配置位置なのかというと、ユーザーがWEBサイトをクリックすると、必ず見られるからです。
ファーストビューにCTAを設置するかどうかで、CVRも変わってきますので、必ず設置するようにしましょう。
ヘッダー、グローバルメニュー
ヘッダーやグローバルメニューにCTAを設置することで、サイト内のどのページからでもアクションを取ることができます。
例えば、スクロールしても常に画面上に表示されるようCTAを設置するようにしておく方が良いでしょう。
固定バナー
固定バナーは、ユーザーがスクロールしても常に表示されるため、高い視認性があります。
これにより、ユーザーはいつでもアクションを取ることができます。
固定バナーへのCTA設置は、スマホを利用するユーザーに最適です。
PC画面と違い、スマホ画面は小さいですので、CTAの設置場所が取れません。
その際固定バナーという設置場所は、CTAとすると最適です。
フッター
ページの最後にCTAを配置することで、コンテンツを全て読んだユーザーに対してアクションを促すことができます。
この部分にCTAを設置する意図は、WEBサイトページを最後まで読み切ったユーザーに行動を促進するためです。
ページの内容を読み切り、ある程度理解した上で、CTAへと誘導する導線を確保しましょう。
関連文章の下
記事コンテンツや商品説明文の最後にCTAを配置することで、関連情報を読み終えたユーザーに対して適切な次のステップを提示します。
例えば、工務店が記事コンテンツでSEOを行っているのであれば、「土地探し」をテーマにした記事コンテンツの下部に「土地探しガイドブックを見る」などのCTAもいいでしょう。
また「自然素材の住宅」をテーマにした記事コンテンツであれば、「自然素材の家の建築事例」などの資料請求用CTAなども効果的ではないでしょうか。
CTAの改善方法
CTAは一度設置し終わりではなく、定期的に見直す必要があります。
そのCTAの改善方法を2つ、以下で解説いたします。
導線設計を確保する
思うようにCVRが向上しない理由の一つに、導線設計が悪いという理由が挙げられます。
WEBサイトに訪れたユーザーが、スムーズにCTAまでたどり着けるよう、WEBサイト全体の導線を設計することで改善を図ります。
改善を図る際に、競合他社のWEBサイトを実際に訪れてみるのも良いでしょう。
競合他社と自社WEBサイトを比較することで、自社のCTAの改善余地が見えてきます。
ABテストを行う
もう一つのCTA改善方法として、CTAの効果を最大化するために、ABテストを実施します。
ABテストとは、異なるデザインやテキスト、配置位置をテストし、最も効果的な組み合わせを見つけ出すためのテストのことです。
ABテストの際「なんとなく」という感覚を排除するため、「数字」を用いてテストを行います。
分析ツールを活用して、クリック率やCVRをある一定の期間ごとに検証し、自社商品・サービスに適したCTAに改善していきましょう。
ABテストはCTAはもちろん、WEBマーケティング・コンテンツマーケティングでも多く用いられる検証手法です。
こちらの記事で、詳しく解説していますので、ご覧ください。
参考記事:
ABテストとは?そのやり方と必要性をWEBマーケティング初心者向けに解説
CTAの注意点
CTAの注意点も押さえておくことで、リスクヘッジをしながら取り組めるかと思います。
以下で2つご紹介いたします。
数を多くしない
CTAを多く配置することで、ユーザーの目に増えるからCVRが向上するとお考えの方は注意が必要です。
CTAを多く配置しすぎると、ユーザーは逆に混乱し、どのアクションを取るべきか迷う可能性が出てきます。
そのため必要最低限のCTAを設置することが重要です。
ユーザーファーストの考えを持ちながら、適切な数のCTAを配置し、CVRを向上させましょう。
数値確認と分析、改善
CTAの設置箇所が適正かどうかは、そのCTAのパフォーマンスを定期的に確認し、分析して始めてわかることです。
その分析指標となるのがクリック率やCVRといった指標でこれらを定期的に測定し、改善点を特定して適宜修正を行います。
この改善作業こそ、次回の成果につながる非常に重要な要素ですので、CTAの適切な設置により成果を最大化させたい企業は必ず行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回のテーマであるCTAは、WEBサイトやWEB広告に訪れたユーザーに特定の行動を促すための非常に重要な要素となります。
CTAを適切な位置、デザイン、色、形にするため日々試行錯誤し、戦略的に配置することで、CVRの向上を目指しましょう。
また、CVRの向上のために定期的なABテストと分析が必要となります。
これらをこまめに行うことがCTAの効果を最大化することに繋がります。
中小企業のWEB担当者の方にとって、効果的なCTAの設計はマーケティング成功の大事なポイントとなりますので、ぜひ今回の内容を自社で実践してみてください。
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