【2024年最新】ローカルSEOとは?SEOやMEOとの違いやメリット、注意点などを解説
「ローカルSEO」
よく耳にはするが「SEOやMEOとの違いがわからない」という方も多いのではないでしょうか。
もし仮にあなたが普段対策しているキーワードが、地域情報に影響されるものが含まれているのであれば、ローカルSEOが必要でしょう。
なぜなら、ユーザーが検索している地域や場所に違いがあれば、検索結果も違ってくるからです。
今回の記事ではローカルSEOについて詳しく解説していきますので、是非最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
ローカルSEOとは
ローカルSEOとは、ユーザーがある特定の地域において「地域名+キーワード」で検索すると、GoogleやGoogleマップはその地域に影響を受け、「その地域の情報」が検索結果に反映されます。
ここで自社や自店舗を検索上位に表示させるよう最適化することを、ローカルSEOと呼びます。
「地域名+キーワード」の例はこちらです。
京都市+美容室
大阪市+ラーメン
神戸市+歯医者
などです。
場所やエリアなどの地域情報に、影響を受けやすいキーワードもご紹介いたします。
医療系(整骨院・接骨院・病院・歯医者など)
飲食店(ラーメン・カレー・居酒屋・カフェなど)
美容系(美容室・美容院・サロン・ネイルなど)
士業(税理士・社労士・司法書士・行政書士など)
建築(工務店・リフォーム・水回り・設備など)
これらに該当するキーワードを対策するのであれば、ローカルSEOは必須です。
1. SEOとの違い
SEO(検索エンジン最適化)は、自社ウェブサイトが検索エンジンの検索結果ページで上位に表示されるようにする一連の手法を指します。
一方、ローカルSEOは特定の地域に焦点を当てており、地理的な要素を含む検索クエリに対して最適化を行います。
ユーザーの検索地域や、キーワードを汲み取り最適な情報を提供するわけです。
ローカルSEOではWEBサイトはもちろん、Googleマップ上でのGoogleビジネスプロフィールにおいても表示します。
2. MEOとの違い
MEO(Map Engine Optimization)は、地図検索エンジン最適化の略で、特にGoogleマップなどの地図サービスでの検索結果にフォーカスし最適化しています。
ローカルSEOはMEOに比べ広義な意味で用いられ、MEOもその一部と考えられることが多いです。
つまり、MEOはローカルSEOの戦略の一環として位置付けられますし、弊社でも同じ意味合いで用いています。
MEOについての詳しい解説記事はこちらからお読みください。
関連記事:
MEO対策で上位表示は可能?具体的施策とおすすめビジネスモデルについて
ローカルSEOの種類
1. ローカルパック
ローカルパックは、Google検索結果ページの上部に表示される3つのビジネスリストを指します。
例えば、沖縄県に旅行に行った際「お土産・居酒屋・コンビニ」とそれぞれ検索した際に表示されたリストがこちらです。
これは、ユーザーが地域情報に関連するキーワードを入力した際に、最も関連性の高いビジネス(Googleビジネスプロフィール)が表示される場所です。
ローカルパックに表示されることで、貴社のビジネスはより多くのユーザーに表示されることになり、クリック数やとトラフィックを得る可能性が高まります。
2. ナレッジパネル
ナレッジパネルは、会社名・施設名などの固有名詞を使ったキーワードの際に表示されます。
Googleビジネスプロフィールを通じて管理され、営業時間、住所、電話番号、口コミ、星などが表示されます。
ナレッジパネルに表示されている情報は、通常WEBサイトページに表示される情報がほとんどです。
つまりWEBサイトに訪問しなくても、必要な情報を取得できるということで近年注目が集まっているわけです。
ローカルSEOとMEOの関係
ローカルSEOとMEOは、密接に関連していることはお分かりいただけたと思います。
MEOは特に地図検索エンジン(Googleマップなど)における最適化を指し、ローカルSEOはその範囲を広げ、通常の検索エンジン結果にも適用されます。
両者を効果的に組み合わせることで、より多くのユーザーへ情報を提供できることが可能となりました。
ローカルSEOのメリット
ローカルSEOのメリットは大きく3つあります。
・費用対効果を発揮しやすい
・集客効果を発揮しやすい
・ 競合が少ない
どれも企業として集客活動していく上で、ありがたいメリットです。
以下ではそれぞれの中身を解説していきます。
1. 費用対効果を発揮しやすい
費用対効果を発揮しやすいという点は、ローカルSEOの大きなメリットとなります。
ローカルSEOは、その特性上特定の地域にフォーカスしています。
そのため全国のユーザーに向けた広範囲のSEO戦略を取る必要がなく、限定的に取り組めますので費用対効果が高くなりやすいです。
SEO対策などでは外注に依頼するケースが多いですが、そのコストという部分はもちろん、自社内の人員体制でも取り組みやすいのもローカルSEOの特徴ですので、リソース不足になりにくいです。
2. 集客効果を発揮しやすい
メインとなるターゲットユーザーは、地元のユーザーです。
そのユーザーに検索結果において上位に表示されることで、物理的に近いユーザーからの来店や来院を促進できます。
特に飲食店や美容、医療系などの店舗ビジネスにとって、ローカルSEOは実際の来店者数を増やすための強力な施策の1つです。
3. 競合が少ない
今やSEOは、全国的に多くの企業が取り組んでいるWEBマーケティング施策です。
しかしそんなSEOに比べ、ローカルSEOはまだまだ取り組んでいる企業も少なく、競合が少ないため、比較的短期間で結果を出しやすいです。
SEO対策のように、競合が多く中長期的な施策を取れないという中小企業などでは、競合が少なく比較的短期間で検索上位などの成果が望めるローカルSEOは魅力的に映るのではないでしょうか。
ローカルSEOの基本的な対策
では、そんなローカルSEOの基本的な対策を見てみましょう。
1. Googleビジネスプロフィールの登録
ローカルSEOは、Googleビジネスプロフィールの登録から始まります。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を登録することで、ビジネス情報をGoogleに提供し、検索結果やGoogleマップに表示されるようにします。
これにより、ユーザーはビジネスの基本情報を簡単に見つけることができます。
このGoogleビジネスプロフィールが、先ほどのローカルパックやナレッジパネルに表示されますので、正確に登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールの登録方法に関しては、別の記事でわかりやすく解説しています。
ご参照ください。
関連記事:MEOのメリット・デメリット|Googleビジネスプロフィールの設定方法を解説
2. 関連性
ユーザーの検索キーワードと、ビジネス情報がどれだけ関連しているか?
というのが「関連性」という部分です。
ビジネスの情報というのは、Googleビジネスプロフィールに登録する情報を指しますが、具体的には下記です。
名前
住所
WEBサイト
カテゴリ
営業時間
URL
写真
これらは「関連性」があるかどうかを判断される大事な内容ですので、必ず正確に登録しましょう。
3. 距離
ユーザーが「今」検索を行っている場所から、Googleビジネスプロフィール情報の位置までの距離も重要です。
Googleはユーザーの位置情報をもとに、最も近いビジネス情報を優先的に検索上位に表示します。
ローカルSEOの対策として、住所を正しく登録しておかないと機会損失になり得ますので、正確に登録しましょう。
4. 知名度
ビジネスの知名度や評判もローカルSEOに影響を与えます。
例えば口コミ数や星の数、検索エンジンでの検索数なども評価されており、知名度の有無として判断されます。
ですので、口コミの獲得や星を多く獲得する施策はもちろん、SEO対策に取り組むこともローカルSEOの成功のために必要な要素となるのです。
5. NAP表記の統一
NAP(Name, Address, Phone)とはビジネスの名称、住所、電話番号を指し、これらの情報を一貫して正確に表示することが重要となります。
一環というのは、WEBサイト上での表記と、Googleビジネスプロフィール上の表記を統一させるということです。
異なる情報が表示されると、Googleの評価に悪影響を与えます。
Name(名称)
ビジネスの公式名称を統一して使用します。
例えば、WEBサイト上は「株式会社」と記載しているにもかかわらず、Googleビジネスプロフィール上は「(株)」となっていると統一されていないと評価されます。
また、アルファベットやカタカナなども注意が必要です。
Address(住所)
住所を正確に記載し、略称などを避けるようにします。
例えば、住所の末端部分を省略したりするはやめましょう。
101号室か101号、1丁目2番地か1-2、などの表記の統一には注意が必要です。
Phone(電話番号)
一貫した電話番号を使用し、別の番号を掲載しないようにします。
また、-のあるなしも電話番号では注意が必要です。
123-456-7890か1234567890では違いますからね。
ローカルSEOの具体的な対策方法
1.正確に情報を記載する
ローカルSEOを対策するために、絶対に行わなければいけないのが「正しい情報の記載」です。
この必要性は、先ほどの内容でもお伝えしておりますが、正しく記載されているかどうかでGoogle評価が大きく変わります。
つまりインフラとも呼べる部分でもありますので、正確に記載してください。
2.口コミ返信
よくあるのが、口コミをもらったはいいものの返信をしていない状態です。
この状態は非常にもったいなく、ユーザーからいただいた口コミに対して、積極的に返信するのがローカルSEO対策では必要です。
「悪い口コミに返信するのは嫌だ」という声もありますが、しっかりと丁寧に返信しなければいけません。
この口コミでのコミニュケーションも、Googleは関係性を取れているかという面で評価しているからです。
また、ユーザー目線で見ても、「悪い口コミに対しても、真摯に対応している誠実なオーナー」というポジティブな印象を持たれることも多いです。
口コミに返信することは、ローカルSEO対策として必ず取り組みましょう。
3.SEO対策を行う
WEBサイトでのSEO対策も、ローカルSEOでは必要です。
ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
このことから、WEB検索結果とローカルでの検索結果は繋がっていると認識した方がいいでしょう。
プラスαのローカルSEO対策
1.ナチュラルリンクを獲得する
ローカルSEOだけではなく、SEOでは被リンクと呼ばれる、他サイトからのリンクを獲得することが重要になります。
SNSなどでの拡散や、プレスリリースでのPRなどを行うことで、質の高い被リンクを獲得できるようにしましょう。
質の低い被リンクは、Googleの評価を下げる要因にもなりますので、注意してください。
被リンクについてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:
2.口コミを集める
ローカルSEOでは、口コミの数は大事な評価基準となっています。
上記でも解説しているように、口コミへの返信もローカルSEOで大切になりますが、その前段階に来るのが「口コミの獲得」です。
Googleビジネスプロフィールへのアクセスを促進し、積極的に口コミを獲得するように動いていきましょう。
そうすることで、ローカルSEOの対策にも繋がりますし、その後のコミュニケーションにも活用ができます。
ローカルSEO対策での注意点
1.口コミへの返信を忘れない
ローカルSEOで口コミへの返信が大事であるというのは、先述のとおりです。
しかし、いかに口コミ返信が大事だと知ってはいても、忘れてしまっているケースも数多くあります。
また、悪い口コミに対しても、誠実に対応することが求められます。
他の業務を行いながら、口コミの返信に誠実に対応することは大変です。
しかし、口コミを獲得し誠実に返信することで、
・ユーザーとの関係性が持てる
・悪い口コミへの対応も他ユーザーはしっかりと見ている
・良い口コミが結局はローカルSEO対策につながる
このような成果をもたらすことになります。
ですので、口コミへの返信を業務の大切な一部分だと捉え直し、ローカルSEO対策として行なってください。
2.情報の変更点はすぐに修正、追加する
ローカルSEOでは、情報の正確性や新鮮さを判断基準の1つとしています。
そのため、Googleビジネスプロフィールに記載されている情報に、変更する点が出た場合はすぐに修正や追加をするようにしましょう。
例えば、お店の開始時間が10時から10時30分に変更になったにも関わらず、Googleビジネスプロフィール上は10時開始のままになっていると、ユーザーは不信感を抱いてしまいます。
これは非常にもったいない、機会損失にもなりますし、ローカルSEO的にも良くありません。
いつでもフレッシュな情報であり続けるように、Googleビジネスプロフィールを編集するようにしましょう。
ローカルSEOのまとめ
いかがでしょうか。
今回の記事ではローカルSEOについて解説しましたが、理解していただけましたでしょうか。
ローカルSEOをうまく活用することは、特定の地域内でビジネスを展開している中小企業には効果的な手法と言えます。
SEOやMEOとの違いを知ることで、自社に向いている施策が明確になったかも知れませんね。
また注意点の中で紹介したように、ローカルSEO対策は大事な業務の1つと捉えて取り組むことが、成果につながる方法だと思います。
今回の内容で学んでいただいたローカルSEOを効果的に活用し、地域に根ざしたビジネス展開を目指していただければ幸いです。
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