メールマーケティングとは?基礎的な知識や手法、メリットなどを解説
こんにちは。
「ヒトマケ」を運営している株式会社ヒトツナガリの髙木です。
この「WEBマーケメディア」では、中小企業がWEBマーケティングを有効活用し、成果を上げるための情報発信を行っております。
今回は「メールマーケティング」について解説しています。
このような方は是非お読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
メールマーケティングとは?
メールマーケティングとは、メールを活用したWEBマーケティング手法の一つであり、顧客とのコミュニケーションを図る一つの手段です。
自社が保有する顧客リストにあるメールアドレス宛にメールを送ったり、そのメールからの反応に対してアプローチをしたりします。
WEBマーケティングにおいて、このメールマーケティング戦略がなぜ現代のビジネスシーンで重要視されるのか、それは現代においてもまだメールが日々の生活において不可欠なツールとなっているからです。
メールマーケティングの必要性
メールマーケティングはSNSが主流の現代において必要とされていないのではないか?という懸念もあるかと思います。
しかしこの現代において、メールマーケティングの必要性は大いにあります。
その理由が2つありますので、解説します。
SNSとメール利用者の差がわずか
メールマーケティングの必要性として、メール利用者がまだまだ多いという点があります。
近年、スマートフォンやPCの普及により、メールの利用者は急速に増加しています。
総務省情報通信政策研究所のデータでは、30代以上の世代で、平日のメールとSNSの利用量はあまり変わりがありません。
また40代以上の世代ではSNSの利用率よりメールの利用率の方が高いという結果が出ております。
ビジネスチャットなども活用場面が増えていますが、まだまだメールがビジネス現場の主流であることは間違いないでしょう。
コミュニケーションツールとしての位置づけ
コミュニケーションツールというのも、メールマーケティングの必要性して挙げられます。
メールは、個人間でのコミュニケーションはもちろん、企業と顧客間の公式なやり取りにおいても重要な役割を果たしています。
プロモーションの告知、アフターサービスのフォロー、顧客からのフィードバックの収集など、多岐にわたる用途で活用されています。
このように電話で直接告知よりも、もう少し気軽にコミュニケーションが取れるメールはビジネスの現場で非常に活用場面が多いです。
メールマーケティングのメリット
企業がメールマーケティングに取り組むメリットをご紹介いたします。
低コストでスタートできる
メールマーケティングの大きな魅力の一つは、比較的低コストで始められることです。
高価な広告媒体や大規模なキャンペーンを行うのと違い、メール一通のコストは数円〜と微々たるものです。
この低コストからスタートできる点が、特に予算に限りのある中小企業にとっては大きなメリットとなります。
費用対効果が高い
メールマーケティングは、費用対効果も高いです。
メールマーケティングのROI(投資対効果)は、他のマーケティング手法と比較して非常に高いとされています。
具体的な事例として、ある企業がメールマーケティングによって年間で投資額の数倍にも上る売上を上げたケースがあります。このように、適切な戦略と実行があれば、投資した費用をはるかに上回る成果を期待できます。
分析や改善がしやすい
メールマーケティングは、開封率やクリック率など、様々なデータをリアルタイムで追跡・分析できるため、自社のキャンペーンの効果を正確に効果測定し、必要に応じて迅速に改善を行うことができます。
この柔軟性の高さが、より効果的なメールマーケティング戦略を練る上で大きなメリットとなります。
顧客のセグメント毎に内容を変えられる
メールマーケティングでは、顧客の属性や過去の購買履歴、状況などに基づいて、メールの内容をカスタマイズすることができます。
このカスタムされたメールでのアプローチによって、顧客一人ひとりに合ったメッセージを送ることが可能になり、結果として高いエンゲージメントを達成することができます。
メールマーケティングのデメリット
あわせてメールマーケティングのデメリットもご紹介いたします。
即効性が低い
メールマーケティングは、一夜にして劇的な成果を上げることは難しいという特徴があります。
これはメールマーケティングのみならず、WEBマーケティング全般が該当します。
メールマーケティングは、顧客との信頼関係を築き、持続的にコミュニケーションを行うことで、徐々に成果を上げていく戦略です。
したがって、短期間での高い成果を期待する場合は、WEB広告などの他のマーケティング手法との組み合わせが効果的です。
しかし「即効性が低い」と考え始めから取り組むことが大事かと思います。
社内リソースが必要
メールマーケティングを成功させるためには、適切なコンテンツの作成、配信リストの管理、データ分析など、再配信など専門知識を持った人材が必要です。
中小企業では、これらのリソースを確保することが課題となる場合があります。
兼任でメールマーケティングを行うのは、なかなか成果に繋げるのが難しいと考えられますので、社内体制を整える必要があるでしょう。
ユーザーの動きを把握する必要がある
メールマーケティングの効果を最大化するためには、顧客の行動や好みを正確に把握し、それに基づいたメールを配信する必要があります。
このためには、顧客データの収集と分析が不可欠であります。
兼任でメールマーケティングを行う際、このユーザーの動きを追いきれないということが多くあります。
しかしユーザーの動きを常時把握しなければ、適切な内容のコンテンツ制作ができませんので注意が必要です。
メールマーケティングの種類
ここで、メールマーケティングの種類を5つご紹介いたします。
メールマガジン(メルマガ)
メールマガジン(メルマガ)は、メールマーケティングで最も有名な手法ではないでしょうか。
メールマガジンは、定期的に必要な情報を提供する形式で、顧客との継続的な関係構築に有効です。
内容はその都度違うものであり、情報発信やサービス紹介、セミナーなどの案内も含まれます。
ステップメール
ステップメールとは、顧客の購買というゴールまでをステップ化し、そのフロー応じて自動的にメールを送る仕組みです。
顧客の関心度に合わせた内容の情報提供が可能であるため、顧客にとって不要な情報となりづらい点があります。
休眠顧客へのメール
長期間購買や、やり取りがない顧客に対して、再度興味を持ってもらうためのメールです。
その休眠顧客は、何がきっかけとなり再度購入につながるかわかりません。
大事な顧客リストであることに変わりはありませんので、しっかりと休眠顧客専用のメールを作成し送信するようにしましょう。
セグメントメール
先程のステップメールは購買というゴールまでのフローに合わせたメールでしたが、セグメントメールは、顧客を特定の基準で分け、それぞれのグループに合わせた内容のメールを送ります。
例えば、誕生日や店舗限定メールなどが該当します。
意味合いは似ていますが、ゴールに近くない顧客に対しても自社オリジナルの基準に分けることで質の高い情報を発信することができるでしょう。
メール広告
メール広告とは、メールマガジンの一部に広告掲載するパターンと、メール一通が広告になっているパターンの2つが存在します。
ターゲットとなる顧客層に直接アプローチできる非常に活躍が見込めるメールマーケティングです。
メールマーケティングの流れと手法
自社でメールマーケティングに取り組む際の、流れと手法をあわせて解説いたします。
KGIとKPIの設定
メールマーケティングに取り組む際、まずはKGIとKPIの設定から始めます。
KGIは最終的な目標、KPIがその目標達成のための最重要指数指し、まずはこれらを明確に設定します。
KGIとKPIは非常に大事な要素でありますが、理解をするのが難しいので「言葉は知っているが内容はわからない」といったケースが多いです。
そこでKGIとKPIについて詳しく解説した記事がこちらにありますので、まずはお読みください。
関連記事:WEBマーケティングは目標設定が9割!KGIとKPIの設定方法と活用のコツ
ペルソナ設定
KGIとKPIが決定すると、具体的な顧客となるペルソナを設定します。
このペルソナ設定の質がメールマーケティングの成果に直結しますので、適切に設定しましょう。
ペルソナの設定方法は以下の記事で解説していますので、ご覧ください。
関連記事:ペルソナ設定とは?WEBマーケティングの視点で3つのメリットと注意点を解説
メール配信リストの選定
効果的なメールマーケティングを行うためには、正確かつ最新のメールリストが必要です。
また、リスト作成時は一度クレームが入った先のアドレスがリストに混入していないかダブルテェックが必要です。
しっかりと体制を組み、メール配信リストを作成しましょう。
メール作成
ここまでのフローを経て、メール作成に取り掛かります。
どんなにこだわった内容を作ったとしても、メールを開封されなければ顧客の目には触れません。
ですので、受け手が開きたくなるような件名の作成が重要となります。
そして開封した後、顧客にとって魅力的な情報に溢れたメールを作成します。
メール配信
メールが作成できたら、実際のメール配信に移ります。
自社で決めた配信スケジュールに従ってメールを送信します。
配信時間なども、送り先によっては迷惑になったり、企業の信用を下げる要因となりますので、注意しましょう。
効果測定
実際にメールマーケティングで、配信したメールの効果を分析し、次のアクションに活かします。
メールマーケティングは、たった一回で効果を測ることは難しいです。
何度も行うことで、問題点が抽出され改善点も見えてくるものです。
効果測定を怠ることなく、次回のメールマーケティングに反映させるようにしましょう。
効果測定について詳しい解説をしていますので、こちらの記事を一度お読みください。
関連記事:【効果測定】WEBマーケティング施策の正しい評価方法とは?成功を導く3つのポイント
メールマーケティングで成果を出すための指標
ではここで、メールマーケティングで成果を出すためにチェックすべき指標を3つご紹介します。
開封率
実際に配信されたメールが、どれだけ開封されたかを示す指標です。
この開封率を向上させることが、メールマーケティングの成功に直結します。
仮に開封率が低い場合は、タイトルに問題があったり、送信時間などに問題があるケースが多いです。
メール不達率
配信したメールが正しく届かなかった割合を示します。
不達メールが多いということは、顧客リストが最新ではないことが考えられます。
また、あまりに多い場合は、氏名や会社名とメールアドレスがズレてしまっていることも考えられますので、一度確認しましょう。
この不達メールにもコストがかかることになるため、メールマーケティングの成功のための指標の一つとしてチェックしましょう。
クリック率
クリック率はメールマーケティングを行う上で、必ずチェックしなければいけない指標です。
クリック率とは、メール内のリンクがクリックされた割合を示します。
クリック率が高いメールは、そのメール内容が魅力的であったことを意味し、クリック率が低いことは魅力的ではなかったことを意味します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「メールマーケティング」について解説しています。
本日の内容をまとめると以下のようになります。
このような内容となっています。
メールマーケティングは、適切に実行されれば、顧客との関係を深め、自社商品やサービスの販売機会を増やし、ブランドの認知度を高める強力なツールとなり得ます。
今回の内容が、メールマーケティングの世界への第一歩となり、実践に自社での活動に反映していただけることを願っています。
【WEBマーケティングのお悩みはヒトマケで全て解決できます!】
・自社でWEBマーケティングをしているが成果が出ない
・WEB専門の人材がおらず、未経験社が担当している
・アウトソーシング会社を探している
・社内にWEB専門人材が欲しい
・これ以上社内リソースをWEBに割けない
ヒトマケでは、WEBマーケティングにこれから取り組みたい会社や、人手不足によりWEBマーケティングに取り組めていない会社、専門業務はアウトソーシングで成果を出し本業に力を注ぎたい会社の支援をしております。
費用無料でオンライン相談も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。