コンテンツマーケティングの失敗は避けたい|絶対にしてはいけないこと5選
こんにちは。
「ヒトマケ」を運営している株式会社ヒトツナガリの髙木です。
この「WEBマーケメディア」では、中小企業がWEBマーケティングを有効活用し、成果を上げるための情報発信を行っております。
今回の記事では、コンテンツマーケティングに失敗しないために「やってはいけないこと」を知っていただければと思います。
是非最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ユーザーに対して広告ではなく情報をコンテンツ化したものを届けるWEBマーケティング手法の一つです。
その種類もさまざまで、
・SEOを意識したブログ記事
・写真、動画
・メール
・SNS
・オフライン
など多岐にわたります。
そんな中で、コンテンツマーケティングに失敗しないためには「軸」を作ることが重要とされます。
軸を持たず、SNSやメールマガジンやブログ記事などの、コンテンツマーケティングを網羅しようとすると、失敗する可能性が高まります。
コンテンツマーケティングに取り組む際は「軸」を持つこと
コンテンツマーケティングの必要性
コンテンツマーケティングに失敗する企業は、「必要性」を正しく理解していない傾向にあります。
つまり、コンテンツマーケティングに取り組む動機が「低コストで始められるから」などの理由だけでスタートするので、継続できず失敗してしまうことが多いのです。
失敗しないためには、「必要性の理解」と「背景」を把握することが望ましいです。
近年インターネットの普及により、ユーザーが情報収集をしやすくなったことでコンテンツマーケティングの必要性が高まっています。
企業の中では、WEB広告を活用し集客しているケースもありますが、中小企業が取るべき施策としては望ましくありません。
なぜなら、WEB広告は「資本力」に勝る企業が有利だからです。
つまりWEB広告は大企業に適していても、中小企業には適していません。
そこで中小企業が取り組むべき施策が「コンテンツマーケティング」です。
費用をかけずにコンテンツを制作し、多くのユーザーに届けることで、商品・サービスなどの認知度向上をはかるのに最適だからです。
上記のような背景からコンテンツマーケティングが中小企業には適しているので「低コストだから」という理由だけではないのはお分かりいただけますでしょうか。
コンテンツマーケティングに失敗しない企業は、これらを深く理解し、継続するから成功しているのです。
短絡的に取り組むのではなく、背景を理解し、継続することがコンテンツマーケティングの成功に近づく
コンテンツマーケティングでやってはいけない5つのこと
ここでは、コンテンツマーケティングで失敗しないための5つのことをご紹介いたします。
それぞれが非常に重要な要素なのですが、失敗する企業ほど以下の5つを大事にしていないことが多いです。
これら5つを自社コンテンツマーケティングに落とし込むことが、失敗を回避する道だと思いますので、解説いたします。
SEOを意識しない
先程も述べましたが、コンテンツマーケティングで「軸」を持たず取り組むことは失敗に近づきやすいです。
ではその「軸」とは何か?
それがブログ記事です。
SEO対策をしたブログ記事で発信することが、コンテンツマーケティングで成果を上げる「軸」となります。
ブログ記事でのコンテンツ作成時、SEOへの意識より「自社の紹介」に終始している記事をご覧になられたことはございますでしょうか?
そのような記事のことを、「SEOを意識しない」と呼んでいます。
SEOのテクニックなどは色々あるのですが、まず何より大事にしなければならないのは「ユーザーへの有益な情報提供」です。
ここを意識しないと、「コンテンツを作成しても失敗」します。
また検索上位に表示されているコンテンツの、良い部分を踏襲した記事を量産することも同じく失敗するケースが多いです。
自社オリジナルの情報などをブログ記事に含ませ、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることが、コンテンツマーケティングで失敗しないために必要な要素です。
SEOブログ記事がコンテンツマーケティングの「軸」
キーワード選定をおこたる
コンテンツマーケティングの軸に「ブログ記事でのSEO対策」ということを先程お伝えいたしました。
そこで重要になるのが、キーワード選定です。
キーワード選定を曖昧にすませ、ブログ記事でコンテンツマーケティングに取り組み失敗するケースは多くあります。
なぜなら自社にあったキーワードを選定しなければ、「本当に届けたいユーザー」に情報を届けることができないからです。
また競合の多いビッグキーワードを選定してしまうと、競争に勝てず成果に繋がらないという問題に発展します。
つまりキーワード選定がうまく出来ず、成果が出ないことから継続できず、コンテンツマーケティングに失敗するというスパイラルの問題はキーワード選定にあったのです。
以上のことからもお分かりの通り、キーワード選定をあいまいにやってはいけません。
検索ボリュームの把握から狙うべきキーワードを選定する方法が望ましいですので、一度こちらの記事をお読みいただき参
考にしてください。
これを知らずに大失敗!WEBマーケティング時の検索ボリュームの探し方
モバイルフレンドリーではない
モバイルフレンドリーではない、WEBサイトやコンテンツ作成というのもコンテンツマーケティングに取り組む中でやってはいけないことです。
ビジネスの現場で情報収集をするのであればデスクトップPCやノートPCで検索エンジン上から情報収集をすることも多いかと思います。
しかし今のユーザーの多くはスマホを片手に、スマホ上から検索エンジンにアクセスし情報収集します。
スマホ利用割合の多さは以下のリンクからご確認いただけます。
統計調査データ:通信利用動向調査:報告書及び統計表一覧(世帯編)
その際、モバイルフレンドリーなWEBサイトやブログ記事でないと、ユーザーは離脱してしまいます。
それはユーザーがこの「情報社会」に慣れてしまった現代では仕方のないことです。
ユーザーに変化を求めるより、自社がモバイルフレンドリーなWEBサイトやコンテンツ作成をするのが良いです。
では具体的にモバイルフレンドリーとは何を指すかというと「レスポンシブデザイン」に対応しているかどうかです。
レスポンシブデザインとは、PCであってもモバイルであっても同じように快適な操作ができ閲覧できるサイトであるかどうかを意味します。
この部分に関してもSEOへの評価対象であると、Googleは以下のように発表しています。
以前は Core Web Vitals、モバイル対応であること、HTTPS を利用していること、煩わしいインタースティシャルがないことがページエクスペリエンスシグナルとしてリストアップされていました。これらのシグナルは引き続き検索ランキングで使用されていますか?
これらのシグナルのすべてがランキングに直接使用されるとは限りませんが、検索ランキングの順位が高いページはページエクスペリエンスに関するこれらの要素も優れているため、注目に値すると考えています。
引用元:ページエクスペリエンスと Google 検索結果への影響 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers「コンテンツのページエクスペリエンスを自己評価する」
これを知らずにWEBサイトやコンテンツ作成をするのは、失敗につながりやすいのでやめましょう。
内部リンクと外部リンクを理解していない
ただ闇雲にコンテンツを量産する、コンテンツマーケティングをやってはいけません。
コンテンツの質は言うまでもなく重要なのですが、その記事の内部にリンクを貼りユーザーを別の記事などに遷移させる方がより望ましいです。
なぜなら、別の記事に遷移することで必然的にWEBサイト上での滞在時間が伸び、Googleからも「良いサイト」との評価に繋がるからです。
一つのテーマについてのコンテンツで書ける内容には限界がありますので、別の記事を作成しうまく掛け合わせる方がコンテンツマーケティングでの失敗は防げるのではないでしょうか。
また質の高いコンテンツが増えてくると、外部サイトからリンクを貼ってくれるようになってきます。
これが外部リンクです。
この外部リンクの数もSEO評価を高めますので、目指さないといけません。
つまりコンテンツマーケティングは「質の高いコンテンツ」をどうやって作るのか?
が重要と言うことです。
内部リンクや外部リンクを知らずにコンテンツマーケティングに取り組むことは失敗への第一歩ですので、やってはいけないと言えます。
これらに関しての記事がこちらにまとめておきますので、一度お読みくださればと思います。
関連記事:
WEBマーケティングで重要なSEO | 2大施策と注力すべき13のポイント
被リンクのSEO効果とは? 増やす方法とコンテンツマーケティングでの重要性
分析をしない
コンテンツマーケティングに取り組んでいるのに「分析をしない」と言うのはやってはいけないことです。
分析をしないと言うことは、「何が良かったのか」「何が悪かったのか」をわからず、似たコンテンツ作成を続けるということを意味します。
「何が良かったのか」を分析せず「成果が出ているから」と言う理由だけで続けていると、再現性のないコンテンツマーケティングとなり次回別のコンテンツを作成する際に成果が出るか不明瞭です。
また「何が悪かったのか」を分析せずに続けていると、時間と労力ばかり消費してしまい生産性が高いとはいえません。
つまりコンテンツマーケティングを行うのであれば「しっかりと分析し数字で把握」する必要があります。
分析項目は数多くありますが、おすすめの分析項目や分析方法をまとめた記事がこちらにありますので、あわせてお読みください。
関連記事:WEBマーケティングでアクセス解析は当たり前!?解析の精度がSEOに関わる
ここまででご紹介した、やってはいけない5つのことを「やらずに」コンテンツマーケティングに取り組むことができれば失敗しないと言えます。
コンテンツマーケティングに失敗する企業の特徴
では、ここでコンテンツマーケティングに失敗する企業の特徴を2つに絞って紹介をいたします。
・今すでにコンテンツマーケティングに取り組んでいるが成果が出ていない企業
・これからコンテンツマーケティングに取り組むので失敗したくない企業
このような方は、これからの内容を理解することで、コンテンツマーケティングの失敗を回避し、成果に結びつけるようにしてください。
ゴール設定をしない
コンテンツマーケティングに失敗する企業の特徴に「ゴール設定をしない」というのが挙げられます。
このゴール設定をしないと言うのは、ゴール地点のないマラソンを走っている状態を意味します。
・どこまで
・どれくらいの時間で
・順位
これらを決めずにマラソンを走るのは相当な精神力と体力を要しますが、同じ状況に企業が行うコンテンツマーケティングでは陥ってしまっています。
コンテンツマーケティングを行う目的は企業の売上・利益の向上です。
その売上・利益をKGIとすると、そのKGIを達成するために必要なCV数、アクセス数、クリック数などがKPIと呼ばれる重要指数です。
この「目指すべきゴール」を設定せずに「低コストだから」という理由でコンテンツマーケティングに取り組む企業は失敗していることが多いです。
コンテンツマーケティングに失敗するのはまだしも、本業にリソースを割けず、本業の業績低下を招く事態にもなりかねませんので、ゴール設定を必ず行いましょう。
先程でたKGIとKPIですが、非常に細かく難しい指標となります。
これらを分かりやすく解説した記事がこちらにありますので、KGIとKPIについて知りたい方はお読みください。
関連記事:WEBマーケティングは目標設定が9割!KGIとKPIの設定方法と活用のコツ
担当者1人で行う
コンテンツマーケティングで失敗する企業の特徴2つ目は、「担当者1人で行う」ことです。
ブログ記事を軸にコンテンツマーケティングをおこなう際に「最低限やらなければいけないこと」が多くあります。
これらを担当者1人に任せてコンテンツマーケティングに取り組む企業は、失敗するケースが多いです。
なぜなら、「コンテンツマーケティングに必要な業務量」が1人で受け持てるものではないことが1つ目の理由です。
2つ目の理由が、分析後の改善点が正しいのかどうか?の判断も担当者1人だけであると偏った施策になりがちという部分です。
コンテンツマーケティングで成果を出している企業の担当者が少なくとも3名はいる理由は、業務の分担と他者の意見の反映ができるからではないでしょうか。
ほとんどの中小企業が「「人手不足」を問題に抱えている中、コンテンツマーケティングに3名の体制を組むのは難しい方と思います。
しかし担当者1人で行うコンテンツマーケティングほど失敗しやすいケースはありません。
社内人員体制を整えるか、外部パートナーと共にスタートするか、対策は必須です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「コンテンツマーケティングでやってはいけないこと」「コンテンツマーケティングで失敗する企業の特徴」を解説いたしました。
内容をまとめると以下です。
今回の記事をお読みの方は「コンテンツマーケティングを失敗したくない」とお考えの方ばかりだと思います。
今回の内容を理解し、徹底すれば失敗の回避に繋がり自社コンテンツマーケティングで成果を出しやすくなると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
【WEBマーケティングのお悩みはヒトマケで全て解決できます!】
・自社でWEBマーケティングをしているが成果が出ない
・WEB専門の人材がおらず、未経験社が担当している
・アウトソーシング会社を探している
・社内にWEB専門人材が欲しい
・これ以上社内リソースをWEBに割けない
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