ディープリンクとは?中小企業にとってのメリットと必要性
こんにちは。
「ヒトマケ」を運営している株式会社ヒトツナガリの髙木です。
この「WEBマーケメディア」では、中小企業がWEBマーケティングを有効活用し、成果を上げるための情報発信を行っております。
本日は「ディープリンクについて」「中小企業にとってディープリンクのメリットや必要性」「身近な会社事例」について解説していきます。
このような方は、是非最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
ディープリンクとは?
ディープリンクとは、WEBサイトやアプリケーション内の特定のページやコンテンツに直接リンクする技術です。
ディープリンクは近年スマホアプリの普及などにより、注目を集め出し再定義された言葉です。
通常のホームページへのリンクと異なり、ディープリンクはユーザーを特定の目的地へと直接導きます。
身近な事例で解説します。
あるアプリをダウンロードしたいと思い、そのアプリに関して情報発信しているページのリンクを押すと、遷移するのはApp StoreやGoogle Playなどのアプリダウンロードページだけでした。
ですが、ディープリンクでは、アプリ内の特定のページなどに直接リンクを貼ることが可能になっています。
ユーザーからすると、少しだけ煩わしくストレスに感じていた部分を解消し、スムーズに目的地まで辿り着けるようになっています。
ディープリンクとハイパーリンクの違い
ハイパーリンクとは、ハイパーテキストにより別のページと結びつける役割を持っています。
例えばWEBサイト・ページやメールなどのテキストに、リンクが貼られており、そのリンクをクリックすることで別サイト・ページに遷移することが可能です。
一方で、ディープリンクはより深いレベルのコンテンツへのアクセスを提供します。
例えば、ダウンロード済みのアプリであるならば、そのアプリの起動を起動させてその特定ページまで誘導することが可能となりました。
この辺りの利便性のが、ディープリンクとハイパーリンクとの違いとしてあります。
ディープリンクの仕組み
ディープリンクの仕組みを理解する上で、「Custom URL Scheme」や「Universal Links」という技術を理解しておく必要があります。
Custom URL Schemeは、ディープリンクを踏むと、アプリがすでにダウンロードされていればそのアプリが起動します。
アプリを開く際「アプリを開きますか?」と表示され、許可するとアプリが開く仕組みです。
ユーザーが該当のアプリをインストールしていない場合は、「ページを開けません」と表示され、アプリは起動しません。
一方でUniversal LinksもCustom URL Schemeと仕組みは同じです。
Universal Linksは、httpもしくはhttpsのURLをアプリと紐付けることでアプリの起動などが行えます。
ユーザーが該当のアプリをインストールしていない場合は、アプリは起動しない仕組みとなっています。
この2つの違いは、ダイアログで「アプリを開きますか?」「ページを開けません」と表示されるかどうかです。
Universal Linksの方は、このようなダイアログが表示されませんので、ユーザーとしても快適で、ユーザビリティが高いと言えるでしょう。
中小企業がディープリンクを利用するメリット
このディープリンクですが、ユーザーをアプリに快適に届けるために役立つものではありません。
中小企業が行うWEBマーケティング活動にも、重要となるメリットがありますので、ご紹介いたします。
ユーザーエクスペリエンスの向上
ディープリンクにより、ユーザーは求めている情報や商品へ迅速にアクセスできます。
ユーザーが求めているものがSNSの特定の場所にある場合、ディープリンクによりユーザーエクスペリエンスが向上します。
仮に、ディープリンクが貼られていないWEBサイトがあった場合のユーザーの動きを見てみましょう。
ディープリンクが貼られていないと、ユーザーは一度ページを離れ、スマホでアプリをタップし、その中にあるコンテンツをユーザー自身で探し出す必要があります。
ユーザーが当該アプリをインストールしていなければ、一度インストールをするところから始める必要があります。
ディープリンクを貼ることで、ユーザーのタップをするという行動の回数が減り、ストレスもかかりませんので、非常にユーザーエクセペリエンスの高いWEBサイトであると認識されます。
コンバージョンが向上する
コンバージョンとは、WEBサイトの最終的な目的である資料請求やお問合せ、商品購入などのことを指します。
こちらの記事で詳しく解説をしていますので、まだお読みでない方はこちらをお読みください。
ディープリンクを貼ることは、ユーザーを目的地まで快適に誘導させることが可能ですので、コンバージョンに繋がりやすくなると言えます。
例えば、あなたが商品紹介をしているWEBサイトを運営していたとします。
そのサイトを訪れたユーザーが、ある商品の購入をしたいと思った場合、ディープリンクを貼っていなければ、そのWEBサイトを離れて、ユーザー自身当該商品を検索するところからスタートする必要が出てきます。
ユーザーからすると非常に不便であるため、その商品の購入自体を諦めるユーザーも出てくる可能性があります。
一方で、そのWEBサイトにディープリンクが貼られていると、その商品購入ページにスムーズに誘導することができ、よりコンバージョンを獲得することができることでしょう。
このように直接的にユーザーを誘導できるディープリンクを活用することで、中小企業が求めるコンバージョン獲得を向上させることができると言えます。
身近なディープリンクの活用事例
Apple
Appleは、先程紹介したUniversal Linksをディープリンクで活用しています。
Universal Linksの特徴である、アプリをダウンロードしているユーザーには直接当該アプリに遷移させ、ダウンロードしていなユーザーに対しては、WEBサイト上にある同じコンテンツを開かせることができるようになっています。
アプリ内コンテンツへのディープリンクを通じて、ユーザー体験を向上させています。
GoogleではApp Indexingというディープリンクを活用しています。
App Indexingでは自社WEBサイト・ページと特定のコンテンツを直接結びつけることが可能です。
また、Googleの検索結果にアプリを表示させることも可能です。
アプリへの動線を確保しやすいよう、まだアプリをインストールしていないユーザーに対しておすすめすることも可能です。
このようにGoogle検索結果にディープリンクを表示させることが可能ということは、ユーザーにさらなる情報提供ができるという点でもメリットとなるでしょう。
参考ページ:Firebase App Indexing
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)ではTwitter Cardsというディープリンクを活用しています。
ユーザーポストにURLが添付されていると、そのURLの画像や文字が表示されるようになっています。
Twitter Cardsにはアプリのダウンロードに誘導する機能もついています。
参考ページ:ツイートをカードで最適化する
Facebookは、App Linksというディープリンクを活用しています。
これは、Facebookアプリに表示するコンテンツにディープリンクを設定できます。WEB広告などを通じて特定のLPなどへのディープリンクを活用しています。
参考ページ:アプリリンクの設定
まとめ
いかがでしたでしょか。
今回の記事では近年話題に上がることが増えた「ディープリンクについて」「中小企業にとってのディープリンクのメリット」「身近なディープリンク活用事例」について解説をいたしました。
本日の内容をまとめると以下のようになります。
ディープリンクはWEBサイトから、特定のコンテンツやアプリに直接誘導することができる優れものです。
このディープリンクのおかげで、ユーザーエクスペリエンスの向上やコンバージョンの獲得など中小企業にとっても受けるメリットが大きいのでは無いでしょうか。
WEBサイトからの売上やコンバージョンの獲得を目指している中小企業では、今回のディープリンクについて理解し、活用する方が良いかと思います。
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