ABテストとは?そのやり方と必要性をWEBマーケティング初心者向けに解説
こんにちは。
株式会社ヒトツナガリの髙木です。
弊社では、WEBサイト制作〜WEBマーケティング運用代行〜内製化支援〜コンサルティングを一気通貫で行う「ヒトマケ」というサービスを展開しております。
このコラムでは、WEBマーケティングやWEBコンサルティングを始めとしたWEB関連の情報発信をしていきます。
インターネット最盛の時代に、WEBマーケティングを駆使することで、WEB集客を成功させる手助けとなれればと思います。
ぜひ最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
はじめに
ABテストを知りたいWEBマーケティング初心者の方へ。
もし自社WEBサイトが伸び悩んでいるのであれば、ABテストを使って解決しましょう!
本日の記事は「ABテストとは」「ABテストの目的とメリット・デメリット」「ABテストのやり方」などを解説いたします。
今回の内容を自社WEBマーケティングに落とし込み、WEBサイト改善に役立ててください。
分析についてこちらの記事で深く解説しております。
最後までお読みいただいた後、こちらもお読みください!
ABテトの基本知識
ABテストとは
ABテストは、テストするWEBサイトやページを複数用意し、それぞれを市場の投入することで比較し数値の分析を行うことを言います。
このABテストは、WEBマーケティングの世界で頻繁に活用される重要な分析手法の一つです。
例えば、ランディングページやデザイン、コピー、ボタンの色やサイズなど、複数パターン作成し、それらを比較することで最適化させます。
これらの複数パターンをABテストすることで、より成果の高かったものを運用し、CV数、クリック数などの向上を目指していきます。
ABテストの目的
ABテストの目的は、ユーザビリティの向上や、CV数、CV率などの「重要指数の改善」です。
例えばWEBサイトを作成しWEB広告などの運用したが、運用当初は成果が出ないこともあるかと思います。
その際仮説として、「WEB広告の配信先に問題があるのか?」また「コピーなどの文面に問題があるのか?」という問題があがることもあるでしょう。
それと同様に、WEBサイトに流入した後のユーザーの動きに関しても仮説を立てる必要があります。
別のパターンをABテストとして用意することで、「どの部分がユーザーに響いて、どの部分がユーザーに響かなかったのか?」これらを分析することで、良い要素を抽出し、自社WEBサイトの改善に活かすことがABテストの目的といえます。
こちらの記事でもWEBマーケティングの分析の方法を詳しく解説していますので、お読みください。
ABテストの3つのメリット
ABテストを行うことのメリットをご紹介できればと思います。
そのメリットが以下の3つです。
運用が始めやすい
ABテストは、比較するために必ず2つ以上のパターンを用意し、実際に運用して成果を分析していきます。
何か特別に準備物が必要なわけではないので、比較的始めやすいというメリットがあります。
費用がかからない
ABテストを行うメリットは、費用があまりかからないという点も挙げられるかと思います。
ABテストは基本的には、自社WEBサイトの一部を変更し運用を繰り返すものですので、何か特別なツールを活用する場面もありません。
中にはABテスト用の有料ツールもありますが、自社の予算内で利用するのであれば良いですが無理に活用する必要はありません。
WEBサイトを新しくした際のリスクを軽減できる
自社WEBサイトを新しくするタイミングは、数年に一度来ると思います。
その新しいWEBサイトに変更するのは、多少の不安があることでしょう。
というのも「今までのCV率などの数値が下がってしまうのではないか?」ということを考えるからです。
この不安の解消にもABテストは有効です。
いきなり全てを新しくするリスクを取るよりかは、部分的な変更を行いながらABテストを実施します。
その中で良い数値がでたデザインやコピーを抽出し、WEBサイトに反映する流れの方がよりリスクを軽減できるといえます。
ABテストの2つのデメリット
一方で、ABテストにはデメリットも存在します。
ここで、デメリットも解説しておきます。
分析できる母数が少ないと効果が出にくい
ABテストを行う際はある程度の、PV数やユーザー数などがある状態でないと正確にデータ分析ができません。
ABテストは最低でも2つ以上のパターンを用意し、比較していく形での分析です。
その際比較分析できるだけのデータの母数が必要というわけです。
一般的には、PV数であれば2,000、ユーザー数は100を下回っていると検証までも時間もかかり、また正確なデータが取得できないことが多いです。
継続的に行う必要がある
ABテストは1回行うだけで、CV率などが向上するということはありません。
仮に向上したとしても、それはABテストの成果ではなく、「タイミング」の要素が大きいでしょう。
なぜ1回ではなく、継続的にABテストを行うかというと、市場やユーザーの動きは日々変化をしているからです。
この部分を前提に掲げておくと1回だけのABテストという考えにはならないと思いますし、
継続してABテストを行うからこそ、より良い分析ができWEBサイトに反映できるのではないでしょうか。
ABテストのやり方
では、ここまでABテストのメリットとデメリットを解説してきました。
この後は実際のABテストのやり方をご紹介いたします。
1. 目標の設定
まず始めに、ABテストの目標を明確に設定することから始めましょう。
例えばランディングページであれば、資料請求数、お問い合わせ数、購入数などです。
ECサイトなどでも、購入数などが目標設定となるでしょう。
ここで設定した目標を達成するために逆算して、数値を出すのが正しい手順です。
もし仮に目標設定せずにABテストをスタートしても、それはただの仮説にすぎず、「とりあえず数値が悪いから変更しよう」といった感覚での変更となります。
それを防ぐためにも、目標や逆算して出た指標の数値を設定し、ABテストを始める準備をしましょう。
2. 複数パターンの作成
次に、ABテストをする際のパターンを2つ以上用意しましょう。
WEBサイトのファーストビューやコピー、デザインなど別のものを用意します。
ここで用意した2つ以上のパターンを、この後のABテストで分析をするわけです。
3. テスト実施とデータ収集
先程複数パターンを用意したものを、実際にABテストを開始します。
ABテストの実施期間は、少なくとも1週間以上は実施しましょう。
なぜなら、平日と休日ではユーザーの動きが違う可能性があるからです。
1週間であれば平日も休日もABテストを実施できるわけですので、問題ありません。
またABテストで出たデータを収集し、分析します。
それぞれの比較が重要ですので、わかりやすく一覧にし、分析を行いましょう。
4. 結果を元に改善
この「ABテストを行なって終わり」では意味がありません。
ABテストで出た結果を分析し、自社WEBサイトに反映することが重要です。
また反映させたWEBサイトでも、ABテストを行いましょう。ここで先程の「2」に戻るわけです。
そして、ABテストを実施し、データを収集し、分析して改善するというPDCAをいかに回せるかがポイントです。
基本的なABテストのやり方はこのように非常にシンプルなものですので、しっかりと取り掛かるようにしてください。
WEBマーケティング初心者こそABテストが必要
WEBマーケティング初心者や、WEBマーケティングに取り組み出したばかりの企業こそ、ABテストは重要になります。
なぜなら、自社にWEBマーケティングでの「指標となるデータ」がないからです。
このデータがないと、闇雲に施策を立ち上げ実行することになり、成果が出ているのかどうかがわからずWEBマーケティングが頓挫してしまいます。
つまりABテストを継続して行うことで、自社にデータが蓄積され、WEBマーケティングを行う土台が出来上がるといっても良いでしょう。
WEBマーケティングを始めたての頃からABテストを行うことで、ユーザーや自社にとっても望ましいことがありますので、ご紹介をいたします。
1. ユーザービリティの向上
ABテストを実施することで、今のWEBサイトよりもユーザーフレンドリーなデザインや使いやすい機能を持つWEBサイトへと進化していきます。
これはABテストでユーザーの反応分析し、実際にWEBサイトに反映した結果なわけです。
ですので、ユーザービリティが向上し、自社の情報などを、より快適に提供することが可能となります。
2. コンバージョン率の改善
ABテストによって最適なパターンを見つけることで、コンバージョン率などの重要指数の改善に繋げることができます。
企業が求める部分はここです。
自社WEBサイトの最も望ましい状態をABテストの中で見つけ出すことが、コンバージョン率などの向上に繋がり、自社の売上にも直結してくるわけです。
3. リスクの軽減
ABテストを実施することで、リスクを軽減できるのも大事なことだと言えます。
WEBサイトの大規模な変更を実施する前にABテストを実施することで、市場やユーザーの反応を確認することができます。
その結果を元に、WEBサイトの変更を行うのでリスクを軽減することができます。
WEBサイトの変更などの大事な意思決定の際にも、ABテストで出たデータを活用できるので、リスクを最小限に抑えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「ABテストについてとその目的』『ABテストのやり方と必要性」について解説してきました。
このABテストですが、WEBマーケティング初心者は必須でやるべきことだと思います。
なぜなら、「自社にデータが蓄積されていないから」です。
ABテストを行うことで、データとしてWEBサイトの分析を行うことができます。
そして何より、そのデータを元に施策などの意思決定ができるのが嬉しいポイントではないでしょうか。
もし仮にですが、ABテストを行わずにWEBマーケティングなどを進めてしまうと、「WEBサイトのデザインが好み」とか「キャッチコピーはこっちが良さそう」だから、「このWEBサイトでいこう」といった運営者の感覚での、進め方しかできなくなるからです。
これは戦略でもなく、感覚でしか判断ができていないので、しっかりと分析で出た数字を元にWEBサイトに反映して取り組むことが成果を出す秘訣と言えるでしょう。
ですのでWEBマーケティング初心者こそ、積極的にABテストに取り組み成果を上げてください。
中小企業の中では「自社のリソース不足」によってWEBマーケティングに取り組めていない企業も多いかと思います。
そんな課題を「社外で」解決するために立ち上がったのがヒトマケというサービスです。
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