ペルソナ設定とは?WEBマーケティングの視点で3つのメリットと注意点を解説

こんにちは。
株式会社ヒトツナガリの髙木です。
弊社では、WEBサイト制作〜WEBマーケティング運用代行〜内製化支援〜コンサルティングを一気通貫で行う「ヒトマケ」というサービスを展開しております。
このコラムでは、WEBマーケティングやWEBコンサルティングを始めとしたWEB関連の情報発信をしていきます。
インターネット最盛の時代に、WEBマーケティングを駆使することで、WEB集客を成功させる手助けとなれればと思います。
ぜひ最後までお読みください。


大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
はじめに
現代のWEBマーケティングにおいて、ターゲット顧客を深く理解することは、成功の1つのポイントとなっています。
この顧客理解を深める手法の一つが「ペルソナ設定」です。
今回の記事では、「ペルソナとは何か」「効果的なペルソナ設定とメリット」「ペルソナ設定の注意事項」について解説します。
ペルソナとは

ペルソナは、マーケティング用語としてよく用いられます。
「ターゲット」とも似た意味を持ちますが、その違いは後ほど解説いたします。
WEBマーケティングにおけるペルソナの意味は、その「商品やサービスを購入・利用する具体的な人物像」のことを指します。
このペルソナですが、「採用」でも用いられることもありますが、「採用ペルソナ」とは、自社で働く理想の人物像という意味合いです。
つまりペルソナとは、分野は色々あれど「見えないはずのユーザーを、具体的に見えるように設定していくこと」です。
ペルソナとターゲットの違い
ペルソナとターゲットの意味合いがが似ていることから、間違って使用されるケースも多いです。
ペルソナとターゲットの違いは、「詳細さ」です。
例えば、自社が注文住宅を扱っている工務店であるとします。
その際のターゲットは、「20〜30代・夫婦・共働き」
などのように大枠を決めターゲットとして設定します。
では同じ事例で「ペルソナ」を設定すると、以下のようになります。
・33歳男性・29歳女性
・家族構成:夫婦・子供1人(3歳)
・職業:男性は公務員・女性は不動産事務
・居住:京都府京都市
・学歴:男性 大卒 女性 大卒
・年収:男性 400万円 女性 250万円
・趣味:ドライブ・観光
このように、詳細に設定していくのがペルソナです。
この「詳細さ」が、ペルソナとターゲットの違いです。
間違いやすいポイントですので、しっかりと理解しておきましょう。
ターゲット・・大枠を設定する
ペルソナ・・詳細に設定する
ペルソナ設定をする2つのメリット

ペルソナを設定するメリットが2つありますのでご紹介します。
それは、「ユーザーが明確になる」「WEBマーケティングでの精度が上がる」
というメリットです。
以下でこの2つを解説します。
ユーザーが明確になる
ペルソナ設定のメリット1つ目は、「ユーザーが明確になる」です。
先ほども述べたとおり、ペルソナ設定では、自社の商品・サービスを購入、導入する人物像を非常に明確に設定します。
イメージは、「架空の人物であるが、目の前に1人の人物として浮かび上がる」くらい詳細に設定する方が望ましいでしょう。
先ほどの工務店の事例では、
なんとなく、「共働きの子育て世代」「住宅購入検討中」が自社のターゲットと設定するより、
先ほどのペルソナのように、具体的に浮かび上がらせ、明確にする方が、自社の商品・サービスの訴求力が上がります。
下図のようにペルソナ設定するのが良いでしょう。

是非、参考にしてください。
こちらの「ペルソナ設定シート」は無料配布しております。
必要な方は、こちらからお問い合わせください。
WEBマーケティングでの精度が上がる
ペルソナ設定をするメリットの2つ目は、「精度があがる」ことです。
ペルソナ設定をする中で、「平日の過ごし方」「休日の過ごし方」「趣味」などのように、そのペルソナの「行動特性」までを設定することがあります。
この部分まで設定しているペルソナだと「非常に精度」が上がります。
例えば、
平日
6時30分に起床
8時までに準備、支度、朝食
8時20分に電車に乗り、8時50分に会社最寄駅に到着
9時に出社
18時30分に退社
19時30分頃帰宅
夕食、お風呂、自分の時間
23時就寝
このような「平日の過ごし方」をしているペルソナがいた場合、
WEBマーケティングの視点では、「どのタイミングで」
WEB広告をスマホで見る可能性があるのか?
コンテンツマーケティングでのコンテンツ投稿時間は、いつが良いのか?
のように、的確なタイミングを設定していくことが可能となります。
しかし、
「このペルソナ1人に対して対策を考えても意味がない。」
このようの考えられる方も中にはおられるかも知れませんが、
ペルソナのような人物が1人でもいれば、その後ろには同じ人物が数え切れないほど存在します。
このようにペルソナ設定では、マーケティングの精度や効率、費用対効果の発揮を実現するために必要なことです。
ペルソナ設定の3つの注意点

WEBマーケティングの活動において、ペルソナ設定の必要性は理解いただけたかと思います。
この後はペルソナ設定時に注意しなければならないポイントを3つご紹介いたします。
自分たちの理想のペルソナを設定しない
ペルソナ設定の注意点は、こうだったらいいのにな。のような
「理想的な人物像を作らない」ということです。
例えば、工務店であれば、
「予算も多くあって」「土地もすでに持っていて」「親からの援助もある」のような「理想的なペルソナ」を作らないということです。
それは自社にとって都合の良い人物像と言えるからです。
都合の良い人物像ではなくて、本当に身近にいる人物で、過去の顧客のようなペルソナを設定する方が良いでしょう。
都合の良いペルソナ設定をしてしまうと、マーケティング活動にブレが生じてしまい、効果を発揮できにくくなります。
ペルソナに、思いや感覚、感想を入れない
ペルソナ設定をして終わらない
中小企業によくあるのが「ペルソナ設定をして終わり」という状況です。
なぜこうなるかというと、「ペルソナ設定が目的」になってしまっているからです。
あくまでも目的はWEBマーケティングでの成功、さらには自社の売上増加です。
そのための「ペルソナ設定」ですので、その後どう活用するかを考えて実行する必要があります。
WEBマーケティングに落とし込むのであれば、
・WEBサイトに反映
・コンテンツの内容を変更
・WEB広告のターゲット変更
・セミナー・資料の内容変更
などにペルソナを反映する必要があるでしょう。
ペルソナの見直し
また定期的にペルソナを見直すことが重要です。
よく「ペルソナ設定はしていますか?」と聞くのですが、「しましたよ!」と言われることが多いです。
しかし「いつペルソナ設定をしましたか?」と聞くと「7〜8年前です!」みたいな企業も多いです。
これではペルソナ設定ができているとは言えません。
当然7〜8年前から時代は驚くほどの速さで進んでおり、ユーザーの消費行動にも大きな変化があります。
なのにも関わらす、ペルソナが変わっていないということは、「普通ではない」状態なわけです。
WEBマーケティングで各種分析を定期的に行うと必ず、数字に変化が見えるタイミングが訪れます。
そういうズレに対して敏感になり、ペルソナの練り直しを行うことが重要となるでしょう。
消費者の購買行動モデルに関しての記事をご用意しております。
そちらで、さらに深掘りした内容をご覧ください。
ペルソナ設定の方法

先程まで、ペルソナのメリットや注意事項を解説してきました。
このペルソナ設定はWEBマーケティングのみならず、自社のマーケティング活動において重要な役割を果たすことになるでしょう。
そのペルソナ設定の際に、実際にどのようなツールを活用して他社はペルソナ設定をしているのか?
このようなお声をいただくことも多いです。
こういうマーケティング要素の部分は「専門外」だからわからないと思われる企業が多いということです。
弊社で展開している「ヒトマケ」というサービスでは「ペルソナ設定」から一緒に中小企業のWEBマーケティングのスタートをサポートしています。
その際使用している「ペルソナ設定シート」を無料でご提供させていただいております。
是非自社でもペルソナ設定からマーケティングを見直したいとお考えの方がおられれば、一度お問い合わせいただければと思います。
ペルソナの設定ができれば、次にカスタマージャーニーマップの作成に進みましょう。
こちらの記事で詳しく解説していますので、一度ご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「ペルソナ設定について」「ペルソナのメリットと注意点」を解説していきました。
本日の記事をお読みいただけば、自社にぼんやりとあったペルソナは実は「ターゲット」だったかもしれません。
それは「詳細さ」に欠けるからではないでしょうか。
このペルソナをいかに「詳細に」設定するかどうかで、WEBマーケティングの精度が変わってきます。
「一度設定したからいいや」と後回しにせず、今、取り組んでいただけたらと思います。
ペルソナ設定が終われば、次のフェーズに移行します。
下記にて、WEBマーケティング戦略についての記事がございますので、ご覧いただけたらと思います。
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