予算に応じたWEBマーケティング|中小企業のためのコスト効率の良い戦略

こんにちは。
株式会社ヒトツナガリの髙木です。
弊社では、WEBサイト制作〜WEBマーケティング運用代行〜内製化支援〜コンサルティングを一気通貫で行う「ヒトマケ」というサービスを展開しております。
このコラムでは、WEBマーケティングやWEBコンサルティングを始めとしたWEB関連の情報発信をしていきます。
インターネット最盛の時代に、WEBマーケティングを駆使することで、WEB集客を成功させる手助けとなれればと思います。
ぜひ最後までお読みください。


大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
はじめに
中小企業が市場において、その力を発揮するためには、効果的なWEBマーケティング戦略が不可欠です。
しかし、限られた予算内で最大の成果を引き出すには、コスト効率の高さ、戦略における「選択と集中」が重要となります。
今回の記事では、「マーケティング・販促費用の変化」「中小企業に有効なWEBマーケティンング」「中小企業のWEBマーケティング成功事例」ついて解説します。
コスト効率の良いWEBマーケティングが中小企業に求められる

インターネット普及によりデジタル化が進む今日、WEBを活用したマーケティングは成功の鍵となります。
しかし、大企業に比べて「資金力」や「リソース」が限られている中小企業にとっては、費用ありきのマーケティングではなく、コスト効率の良いWEBマーケティング戦略が求められます。
つまりROI(投資対効果)を最大化しながら、自社の目的に合ったWEBマーケティング戦略を選択すること、またその戦略を実行することに集中することが何よりも重要です。
マーケティングや販促費用の変化
中小企業のマーケティング・販促費用に面白い変化が見て取れます。
下図です。

出典:MarkeZine
1年前と比べて、マーケティングや販促費用が「増えた」と回答したのが、31.7%。「減った」と回答したのが、13.7%です。
各チャネルで見ると、「自社サイト、自社ECサイト」で「増えた」のが38.7%。次に「ソーシャルメディア(広告を除く)」が31.1%と続いています。
一方で「減った」と回答しているのが「オフライン(リアル)イベント出展・運営」で19.8%、次に「ダイレクトメール(郵送メール)」が10.6%。
チャネル別で見るとこの2つが2桁減となっています。
このデータから見て取れるのは、中小企業が今まで費用をかけてきた、オフラインでのイベントや、ダイレクトメールの予算を「WEBサイトやSNS」に予算配分を変更していることです。
これもWEBの活用が費用対効果を一番発揮できるとの考えからではないかと考えられます。
またオフラインでのイベントも、「交通費」「場所代」「人件費」「配送料」など様々な付随コストもかかってきます。
それらを削減し、WEBで同じだけの効果を得れるWEBマーケティングに取り組んでいる中小企業が増加しているのではないかと思います。
広告予算の変化
広告予算にも変化が現れています。
こちらも下図をご覧ください。
今後3年間の広告予算の変化についてのデータです。

全体として「増える」と回答したのが47.9%。
「減る」が7.9%です。
広告予算増額の見通しが、圧倒的に多いのが一目瞭然です。
各チャネルごとの予算について、「増える」という回答が最も多かったのは「自社サイト・自社ECサイト」の55.0%。
「ソーシャルメディア(広告を除く)」48.7%、「広報・PR」41.1%と全て高水準です。
一方、「減る」という回答が最も多かったのは「ダイレクトメール(郵送メール)」13.7%で、続いて「オフライン(リアル)イベント出展・運営」11.2%となっております。
この広告予算に関しても、「自社WEBサイトやSNS」への費用が増加しているのがわかります。
また今後3年間の投資への見通しですが、下図です。

全体を見ると「増える」は55.0%、一方で「減る」は2.9%、「投資意欲は非常に高い」です。
また売上規模で見てみると、「1億円以上10億円未満」が61.7%で最も高くなっています。
一方で「減る」の回答が最も多かったのは「500億円以上1,000億円未満」の9.3%となっており、今後の予算を減少する企業は少ないと考えられる。
このデータから見て取れますように、今後の投資先が「WEBやSNS」をほとんどの中小企業が考えているということです。
今まであまりWEB周辺に関して投資をしてこなかったと、見ることもできるかもしれません。
しかし、今後3年間で中小企業が行うWEBマーケティングが更に活発に行われるのを示唆したデータとなりました。
費用がかかるWEBマーケティングと、費用がかからないWEBマーケティング

WEBマーケティングと言っても、様々な種類があり、その中でも「かかる費用に差」もあります。
そこで今回は、「費用の有無」というカテゴリで分けて解説をします。
費用がかかるWEBマーケティング
まず最初に「費用がかかるWEBマーケティング」についてです。
WEBマーケティングと聞くとイメージされやすいのが、費用がかかるWEBマーケティングではないでしょうか。
それがWEB広告です。
WEB広告にも、リスティング広告、ディスプレイ広告、バナー広告、SNS広告など複数の種類があります。
費用のかかり方も様々で、「クリックされると費用がかかる」もの、「リード獲得で費用がかかる」ものもあります。
中小企業がWEB広告に取り組む際は、自社商材、サービスの種類や内容、市場などを鑑みて、どのWEB広告が一番費用対効果が高いのかを戦略に落とし込む必要があります。
費用がかからないWEBマーケティング
もう1つが、費用がかからないWEBマーケティングです。
中小企業でのWEBマーケティングで特に有効だと考えられるのが「SEO」です。
SEOは、検索エンジンにおいて上位表示させることで、WEBサイトからのアクセスを目指すWEBマーケティング手法です。
当然上位表示を自社で行うのであれば、費用もかかりませんので、中小企業としても取り組みやすいWEBマーケティングの1つではないでしょうか。
とはいえ、SEO対策による検索エンジン上位表示は非常に労力がかかったり、時間も中長期的な戦略でありますので、その辺りも考慮しながら、WEBマーケティング戦略を練る必要があるかと思います。
中小企業が中々WEBマーケティングに取り組めない3つの理由

ここまでデータなどを見ながら、
中小企業がマーケティング・販促費用のかけていた部分が、WEBに移り変わってきていること。
また今後の投資先としてWEB関係への投資を増やす方向にある会社が多く、ますます対策が必要になること。
中小企業が費用をかけずにWEBマーケティングに取り組むのであればSEO対策であるという部分をお伝えいたしました。
しかしそんな中小企業が、いざ「WEBマーケティングに取り組もう!」
となった時に、行手を阻む要因が3つあります。
それが、「知識不足」「リソース不足」「昔ながらのマーケティングへの依存」です。
その中身をここで1つずつ見ておきましょう。
知識不足
中小企業がWEBマーケティングに取り組む際に、「知識不足」により中々取り組めないケースが非常に多いです。
現在、WEBマーケティングという職業は、市場が急拡大しており需要が非常に高いです。
令和4年の有効求人倍率を見てみても、0.55倍となっております。
一般職の有効求人倍率が1.31倍なので、その需要の高さは見て取れます。
※出典:一般職業紹介状況(令和5年3月分及び令和4年度分)について-厚生労働省
またjobtagによると、WEBマーケターの平均年収も630.3万円と、令和4年度の平均賃金が311.8万円と比べても、約倍くらいの給与のようです。
このような専門人材を中小企業が採用するのは、非常に難しいため、自社既存スタッフだけで取り組む企業が多いです。
当たり前ですが、業務の片手間での取り組みになってしまい、WEBマーケティングで成果を出すのが難しい理由となっています。
リソース不足
中小企業がWEBマーケティングに取り組めない理由の2つ目は、「リソース不足」です。
先程とも多少重複しますが、「人的リソース」が足りておらず、
営業社員がWEBも担当していたり、
パートやアルバイトスタッフが隙間時間で更新する、
また社長がWEBを担当しているケースも多くあります。
これらは全て「人手不足」からくる問題であるでしょう。
また、マーケティング・販促費用にかけられる予算にも限りがあり、十分な分析ができるほどのデータを集める前に諦めることも多いです。
WEB広告などは特に資本力がある会社が優位になりますので、中小企業は同じ土俵で戦わない方が良いでしょう。
昔からのマーケティング手法への依存
中小企業がWEBマーケティングに取り組めない理由の3つ目は、「昔からのマーケティング手法への依存」です。
訪問で足を使う営業手法や、ダイレクトメールを送るなど、一昔前に効果的だったマーケティング手法を、「今なお行い続けている」ことです。
時代は驚くほど早いスピードで進んでおり、いかに対応し変化するかが今、中小企業に求められています。
それらの昔の方法は、「そういう時代もあった」と割り切り、今の時代にあったマーケティング手法に変えていく方が良いでしょう。
「自分達の市場は特殊」「業界的にWEBは合わない」などというのはは、「WEBマーケティングをやらない理由」になりませんので、しっかり前向きに取り組む方が良いです。
これら中小企業がWEBマーケティングに取り組めない理由を解決する方法もありますので、一度ご参考にしてみてください。
中小企業のWEBマーケティングの勝ち方

しかし中小企業であってもWEBマーケティングに取り組み、しっかりと成果を出している企業があるのも事実です。
そんな企業が取ったWEBマーケティング手法の多くは、「オウンドメディアなどで行うコンテンツマーケティング」です。
この方法の特徴は、費用があまりかからないという点ですので、中小企業にピッタリのWEBマーケティング手法と言えます。
主にかかる費用は、「オウンドメディアの構築費用」と「サーバー・ドメイン代」です。
サーバー・ドメイン代は月1,000円程度なので、中小企業でも比較的取り組みやすいでしょう。
このように費用をあまりかけずに、SEO対策により検索上位に表示させる、WEBマーケティング戦略が中小企業には適しています。
上位表示させたWEBサイトから流入があったユーザーに対して、有益な情報発信を継続することで、ユーザーとの関係構築が取りやすいのがコンテンツマーケティングの特徴です。
費用を抑えながらWEBマーケティングで集客した中小企業におすすめです。
それでは最後に、中小企業が「オウンドメディアでコンテンツマーケティング」に成功した事例をお伝えしたいと思います。
予算を抑えWEBマーケティングで成功を収めた中小企業
中小企業がWEBマーケティングで成功を収めている事例をご紹介いたします。
従業員4名で活動している少数の企業です。
WEBマーケティングに取り組んだ当時の状況は、
会社設立から間もなく、自社WEBサイトも制作したばかりのタイミングということで、費用もあまりかけれないという状況でした。
WEB広告という選択は取れなかったため、取った戦略は「SEO対策による上位表示。そこからの集客」でした。
まずはオウンドメディアを制作し、ペルソナの設計、自社が狙いたいキーワードを選定。
この3つから始め、キーワードに沿った内容のコンテンツを地道に作成し投稿を続けていきました。
その結果、たった54日でGoogle検索1位を獲得。
WEBマーケティングは設立間もない会社でも、集客費用0円で売上獲得ができる施策です。
この会社以外のWEBマーケティング成功事例はこちらです。
まとめ
いかがでしたでしたでしょうか。
本日は、「マーケティング・販促費用の変化」「中小企業でWEBマーケティングに取り組めない理由」「WEBマーケティング成功事例」をご紹介いたしました。
インターネットの普及により、マーケティング・販促費用のかける媒体が大きく変化しています。
また数年後を見越して、WEB関係に投資額を増やす中小企業も多く出てきています。
このような状況の中で、「自分達ではできない」「このままのやり方を続ける」などといった新しい時代への対応をとらない中小企業は、今後ますます集客活動に苦戦を強いられるでしょう。
今回お読みいただいた内容だけでも、「中小企業が今すぐWEBマーケティングに取り組む理由」は見つかったはずです。
今のことだけではなく、先のことも考えながら、WEBマーケティングに取り組むことが、市場で頭一つ抜けた企業への道かもしれません。
実際に中小企業でも、「外部ブレーン」と共に、WEBマーケティングに取り組んでいます。
今後の集客戦略に迷っておられる方は一度こちらをご覧いただければと思います。
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