WEBマーケティングは目標設定が9割!KGIとKPIの設定方法と活用のコツ
こんにちは。
株式会社ヒトツナガリの髙木です。
このコラムでは、WEBマーケティングやWEBコンサルティングを始めとしたWEB関連の情報発信をしていきます。
インターネット最盛の時代に、WEBマーケティングを駆使することで、WEB集客を成功させる手助けとなれればと思います。
今回のテーマである目標設定での「KGI・KPI」は基本的に小難しく解説されていることが多い項目です。
そこで今回は【小学生でもわかる】をコンセプトに、身近な例えを活用し、KGIとKPIを解説いたしました。
WEBマーケティングに携わっている方や、今まで中々理解できなかった方でも、腹に落とし込みやすい内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
WEBマーケティング成功のポイント
WEBマーケティングの成功は、「戦略立案」「実行力」「分析」によって左右します。
しかし、その土台となるのが「明確な目標設定」です。
今回の記事では、目標設定がWEBマーケティングの成功にどのように貢献するかを探ります。
また、KGI・KPIという目標設定で欠かせない指標の解説も同時に見ていきましょう。
WEBマーケティングでの目標設定の重要性
WEBマーケティングにおいて「目標設定」が担う重要度は計り知れません。
ここでの目標数値が、戦略を計画し、成果を測定するための基準値となるからです。
WEBマーケティングの目標設定では「全て数字」で管理を行います。
例えば、
・お問い合わせが50件くらいくればいい
・月間で大体30件くらいのコンバージョンを目指そう
このような目標設定をWEBマーケティングでは行いません。
逆にいうと効果測定でも、
・お問い合わせが20件くらい増えたと思います。
・今月はリード獲得が少なかったような気がします。
のような感覚での分析もありません。
「全て数字」で目標設定や分析をするのがWEBマーケティングの特徴であり、成功には非常に重要なことであります。
目標設定の指標KGIとKPIについて
WEBマーケティングでの目標設定において「KGI」と「KPI」という指標をよく用います。
このKGIとKPIが非常にわかりずらいとの声も多いですので、【小学生にも伝わるよう】できるだけわかりやすく解説していきます。
下記での説明に移る前に、【設定】を決めておきましょう。
Aさん(男性)
体重:80キロ
1年後に12キロのダイエットをしたい。
このような思いを持っている,
Aさんを事例に解説をしていきます。
KGIについて
KGIとは(Key Goal Indicator)の略で、「重要目標達成指標」とも言います。
WEBマーケティングという視点で見ていますので、ここでのKGIとは「Webマーケティングの最終目標達成指標」のことです。
目標・目的を数値化したものと言えます。
KGIの設定方法
先程設定したAさんの事例で、KGIについて見てみます。
Aさんの目標は、「1年で12キロダイエットする」でした。
KGIは、1年後12キロダイエットし、体重68キロになると設定できます。
このKGIがWEBマーケティングの目標設定の始まりで、決まったKGIをKPIに落とし込んでいくわけです。
「期間」「数値」「達成後」を明確にすることがポイントです。
KPIについて
KPIは(Key Performance Indicator)の略で、「重要業績評価指標」とも言います。
WEBマーケティングという視点で見ると、「WEBマーケティングのKGIを達成するための重要指数」ということです。
目標設定をした数値から逆算し、重要指数を算出します。
KPIの設定方法
KPIにおいても、先程のAさんの事例で見ていきます。
AさんのダイエットにおけるKGIは下記でした。
KGI→1年後12キロダイエットし、体重68キロになる。
このKGIを細分化して、目標数値を算出します。
例えば、上半期(6ヶ月)で6キロ、下半期(6ヶ月)で6キロ
このペースでダイエットに成功すれば1年後には無事12キロのダイエットに成功します。
すなわち目標設定したKGIは達成です。
しかし6ヶ月となると期間も少し長くなってしまいますので、さらに細分化を行います。
さらに細分化すると、12ヶ月のうち「1ヶ月ごとに1キロのダイエット」という数値が出てきます。
ここで出た「1ヶ月で1キロのダイエット」がKPIとして目標設定されることになります。
AさんのKPIは「1ヶ月で1キロのダイエット」
KDIについて
KDIとは(Key Do Indicator)の略で、「KPIを達成するための具体的な行動」を意味します。
WEBマーケティングの視点ですので、ここでのKDIは「WebマーケティングのKPIを達成するために必要な具体的な行動」のことを言います。
WEBマーケティング戦略で立てた目標設定でKGIが決まり、さらにKPIが決まりました。
この数値に向かって「達成するために何をするのか」「どのように行動するのか」が重要です。
なぜならKGIやKPIが決まったとしても、実際には何も変わっていないからです。
WEBマーケティングで成功するためには、KDIを愚直に取り組む以外ありません。
KDIの設定方法
ではKDIの設定方法に関しても、先ほどのAさんの事例で解説していきます。
Aさんの目標設定で決まった、
KGI→1年後12キロダイエットし、体重68キロになる。
KPI→1ヶ月で1キロのダイエット
この「KPI→1ヶ月で1キロのダイエット」を達成するための具体的な行動を考えます。
例えば、
・外食の回数を月に4回から2回に減らす
・通勤電車を最寄駅から1駅前で降りて歩く
・週に3回30分の有酸素運動を行う
・週に2日ジムに通う
など毎日、毎週、毎月の「具体的な行動」をどれだけ正確に設定できるかがKDIでは大事です。
KDIの設定のポイントは、そのKDIを実際に行ったらKPIは達成できるのか?
という視点で考えることが大事です。
KPI・KPI・KDIは難しく説明がされることが多いですが、できるだけわかりやすく、小学生でも理解できるよう解説させていただきました。
KDI設定のポイントは、この行動がKPIの達成に紐づいているのかどうか。
WEBマーケティングのKPI指標
先程WEBマーケティングでの目標設定方法でKGIやKPI・KDIについてご紹介させていただきました。
KGIが決定するから逆算してKPIが決まります。KPIが決定するからKDIという具体的な行動が決まるというわけです。
少しでも理解しやすくなるように、Aさんのダイエットを事例にお話をしましたが、本来はWEBマーケティングでの目標設定です。
この後はWEBマーケティングでよくKPI設定される指標がありますので、ご紹介しておきます。
CPA (顧客獲得単価)
CPAとは顧客獲得単価といい、コンバージョン(CV)1件獲得するのに要した広告費用の投資対効果を意味します。
WEB広告などを運用する上でCPA(顧客獲得単価)は意識する必要があるので、KPI設定にする指標となります。
CV数・CVR コンバージョン数・コンバージョン率
CV数・CVRもKPI指標として用いられることが多いです。
CVとは、コンバージョン数のことで、WEBサイトに来たユーザーがたどり着いたゴールのことです。
例えば、資料ダウンロード・お問い合わせ、メルマガ登録、ECサイトでは商品購入などがCV(コンバージョン数)に当たります。
CVRとはコンバージョン率のことで、数だけではなく「率」も算出し、KPI設定するために活用します。
CTR (クリック率)
CTRとは、WEB広告がユーザーに表示された回数(インプレッション数)に対して、どれだけクリックされたのかを割合で算出したものです。
WEBマーケティング全般で用いられますので、WEB広告だけではなく、検索エンジンなどSEOでもKPIとして目標設定されることが多いです。
エンゲージメント率
エンゲージメント率は、WEBマーケティングの中でもSNSで良く目標設定されるKPIです。
1つの投稿に対してどれくらいの(いいね・コメント、クリックなど)があったかを計る指標のことです。
PV数 (ページビュー数)
PV数とは、ページを閲覧した数のことを指します。
WEBサイト全体もそうですが、各ページごとのPV数を把握し、KPIとして目標設定する指標です。
PV数についてこちらで詳しく解説しています。是非こちらをお読みください!
ユーザー数
ユーザー数は、ある期間でWEBサイトに訪れたユーザーの数を指します。
ある期間内に同じユーザーが「5回」WEBサイトを訪れても、ユーザー数は「1」です。
WEBマーケティングでは新規のユーザーが何人獲得できているのかを把握するKPIとして、活用されます。
セッション数
セッション数とは、ある期間内にWEBサイトを訪れたユーザーの訪問回数を指します。
例えば1人のユーザーが「5回」WEBサイトを訪れた場合、セッション数は「5」になります。
直帰率
直帰率とは、WEBサイトに訪れたユーザーが1ページのみ閲覧し,
WEBサイトから出て行った確率を指します。
WEBサイト全体の訪問者数(セッション数)の内〇〇%のユーザーが1ページしか見ずに直帰したかが見れる指標です。
WEBマーケティングでは、WEBサイトの滞在時間や別ページへの誘導も必要になってくるので、KPIとして目標設定し、確認することが多いです。
離脱率
離脱率とは、全体のページ内でどのページで離脱するのかをセッション数から算出した指標です。
例えば、全部で5ページのWEBサイトの内4ページ目での離脱率が高いことがわかったとします。
つまり4ページ目に何か原因がある可能性がありますので、改善項目に入ってきます。
離脱率をKPIとして設定することで、WEBサイトの改善に役立つ指標です。
KGIとKPIは目標達成へのプロセス
ここまでKGIとKPIについて解説をしてきましたが、これらの目標設定というのは、全てWEBマーケティングでの目標達成へのプロセスです。
そのプロセスを「感覚」だけで進めないように、KGIやKPIという「数字での管理」を行うわけです。
なぜなら数字とは「事実」であるからです。
WEBマーケティングで成功しようとすると、いかにこの数字と向き合えるかどうかが重要です。
目標設定として正しいKGI・KPIの設定こそが、WEBマーケティングなのだと思い向き合っていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「KGIとKPI・KDIについて」「KPIのよくある指標」について解説をしてきました。
WEBマーケティングを、感覚だけで進めていくのは大変危険です。
なぜなら、どこに問題があり、どこを解決すれば、どうなれるのか?が明確にならないからです。
登山をする際、まずは登る山を決めるように、KGIという目標を決定しましょう。
そのKGIから逆算し、KPIを出します。
あとは、このKPIを達成するための、KDIを愚直に取り組むこと。
このプロセスこそが、WEBマーケティングでの成功のポイントかと思います。
今回はWEBマーケティングの目標設定というテーマでしたが、9割がKGIとKPIの正しい目標設定にかかっている言っても過言ではありません。
ですので、今回の内容から自社のWEBマーケティング戦略や目標の再設定に取り組んでいただければと思います。
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