PV数(ページビュー)とはなに?セッション数やユーザー数などとの違いと確認方法
こんにちは。
株式会社ヒトツナガリの髙木です。
弊社では、WEBサイト制作〜WEBマーケティング運用代行〜内製化支援〜コンサルティングを一気通貫で行う「ヒトマケ」というサービスを展開しております。
その特集インタビューを、若者向けメディア「新R25」に取り上げていただきましたので、一度ご覧ください。
このコラムでは、WEBマーケティングやWEBコンサルティングを始めとしたWEB関連の情報発信をしていきます。
インターネット最盛の時代に、WEBマーケティングを駆使することで、WEB集客を成功させる手助けとなれればと思います。
ぜひ最後までお読みください。
大手企業を中心にWEBマーケティングを通して集客や採用の支援をしていた。 WEBマーケティングの中でも、主にSEOやオウンドメディアでのコンテンツマーケティングを得意とし、自身が運営するWEBメディアでは、53日でGoogle検索順位1位を獲得。
PV数とは
PV数(ページビュー数)とは、ユーザーがWEBサイトを訪れた際に、表示されたページの総数を指します。
この指標は、WEBサイトの人気ページやコンテンツの魅力を測る基準として用いられます。
ただしPV数が高いということだけで、必ずしもWEBサイトの質が高いか?というと、そうではありません。
例えば、ユーザーがWEBサイト内をランダムにクリックしてページを移動している場合もあり得るためです。
PV数だけではWEBサイトの価値を把握することは難しいですが、一つの指標として見ることが可能です。
PV数と近しい指標との違い
PV数については先程の通りですが、Googleアナリティクスをはじめとする分析ツールでは、WEBサイトの価値を見る指標が複数あります。
それぞれの指標で意味合いが異なるため、各指標についてやPV数との違いを知っておく必要があるでしょう。
指標の意味を知ることで、複合的にWEBサイトの価値や課題を分析するのに活用しましょう。
セッション数
セッション数は、ある特定の期間内にユーザーが「WEBサイトに訪れた回数」のことです。
PV数は、ユーザーがページを訪問した回数ですので複数のページを閲覧するとPV数が増加します。
しかし、セッション数はそのユーザーが特定の期間内に「何回WEBサイトを訪れたか?」の指標ですので、PV数との違いは明確です。
1回のセッションで複数のPVが発生することがあるため、PV数はセッション数よりも多くなることが一般的です。
ユーザー数
ユーザー数は、特定の期間内にWEBサイトを訪れたユーザーの総数です。
一人のユーザーが特定の期間内に何度もWEBサイトを訪れると、PV数やセッション数は増えますが、ユーザー数は1のままです。
ただし、同じユーザーでも別ブラウザやデバイスを使用した場合は、ユーザー数が増える可能性がありますので注意しましょう。
アクセス数
WEBマーケティングの考え方では、アクセス数は、セッション数・PV数・ユーザー数のことをまとめて「アクセス数」と呼ぶことが多いです。
そのため、一般的にはPV数よりもアクセス数の方が馴染みがあるかもしれません。
言葉は違えど、同じ意味と捉えてもらって良いかと思います。
このアクセス数は、Googleアナリティクスなどの解析ツールで確認していただけます。
その際、セッション数とPV数、ユーザー数のGoogleアナリティクスでの表記は以下となります。
ユニークユーザー数・・・ユーザー
セッション数・・セッション
PV数・・表示回数
と、表記されますので覚えておきましょう。
インプレッション数
インプレッション数は、広告やコンテンツが表示された回数を指します。
ウェブページ上の広告が表示された回数や、検索結果でウェブページのタイトルが表示された回数などに使われます。
インプレッション数は広告や検索結果での表示回数に限られ、クリックされていなくてもカウントされます。
一方で、PV数はユーザーが実際にページを訪れた回数をカウントします。
リーチ数
リーチ数は、広告やコンテンツがユーザーに届いた数のことです。
同じユーザーに何度も表示されても、リーチ数は1としてカウントされます。
PV数はページ表示の総数であるのに対し、リーチ数は重複はなしとし、ユーザーに届いた数をカウントします。
目標となるPV数の決め方
WEBサイトを運営する際、PV数の目標設定に苦労する方が多くおられます。
PV数の目標を設定する際は、「何人のユーザーがWEBサイトに訪れるとCVに繋がるのか」という視点で、目標設定をする方が良いでしょう。
つまり会社にある「過去のデータ」から目標を設定する必要があります。
WEBマーケティングの目線では、売上からの逆算というよりかは、実際のCV率を算出し、目標CV数を出して、目標PV数を算出するのが望ましいフローであります。
CV率やCVについて解説している記事がございますので、併せてお読みいただければと思います。
関連記事:
CVR(コンバージョン率)とは?計算方法や数値改善に役立つ4つのポイントを紹介
コンバージョン(CV)とは?マーケティングでの活用方法や6つの種類や意味
PV数が増加することで得られる2つのメリット
PV数が増加するということは、当然メリットが多くあります。
自社WEBサイトのPV数が増えるメリットを感じられれば、WEB戦略にも前向きに取り組みやすいと思いますので、今回は「2つのメリット」をご紹介いたします。
1.コンバージョン数が増える
PV数が増加するということは、WEBサイトに訪れるユーザーの数が増えるということです。
つまり商品やサービスの各種ページが見られるということなので、資料請求・お問い合わせ・登録・購入などのコンバージョンの機会も増えるということです。
そのため、PV数を増加させるための施策は、WEBマーケティング担当者の課題とも言えます。
例えば、SEOコンテンツであれば内部リンクを適切に配置するということは、PV数の増加につながる施策と言えるでしょう。
ユーザーにとって必要なタイミングで、必要な情報を収集しやすくする手助けとなるのが内部リンクです。
その内部リンクについて、こちらの記事で詳しく解説しておりますので、一度お読みいただければと思います。
関連記事:内部リンクとは?SEOの効果と適切な貼り方を全て解説
2.分析データが増える
PV数が増えるということは、分析データが増えるという点もメリットです。
PV数が増加すると、ユーザーの行動パターンや好みに関するデータが豊富に溜まってきます。
このデータを分析することで、WEBサイトの改善点を発見し、質の向上に取り組むことができます。
直接的に売上・利益に直結する側面もありますが、更なるWEBサイトの質向上のために分析できるデータを蓄積できるは、メリットと言えます。
PV数の増やし方3選
PV数の増やし方はいくつかあります。ここでは3つの増やし方をご紹介します。
1.WEB広告を活用する
一番即効性の高いのは、WEB広告でしょう。費用はかかりますがWEBサイトへの流入数を増やすには効果的です。
即効性が高く、PV数の増加にはつながりますが、求めているコンバージョンなどの成果に繋がらない場合は費用だけがかかり続けている状態となってしまいます。
そのため、広告予算を多く取れない企業では、WEB広告でのPV数増加は望ましい戦略ではないかも知れません。
WEB広告の中でもリスティング広告に関しての記事がこちらにありますので、一度お読みください。
2.SEO対策に取り組む
次にSEO対策をして、検索エンジンからの流入でPV数を増加させる方法もあります。こちらはWEB広告とは違い費用はかかりませんが、検索エンジンの上位表示させるためには時間と労力がかかってしまいます。
自社商材やサービス、市場での立ち位置などで判断し、どちらを優先的に取り組むのか検討した方が良いでしょう。
SEO対策の始め方や、ユーザーに自社商材やサービスを届ける方法をこちらで詳しく解説しています。
一度ご覧ください。
SEO対策に取り組むのであれば、魅力的なSEOコンテンツを制作する必要があります。
そのための、SEOライティングの方法については、こちらの記事を参考にしてみてください。
参考記事:SEOライティングとは?基礎知識と書き方の6つのポイントや注意点を解説
3.コンテンツマーケティングに取り組む
SEO対策のために制作したコンテンツを活用して、コンテンツマーケティングに取り組むというのもおすすめです。
今や検索エンジンのみならず、SNSや動画など様々なコンテンツを使って、ユーザーは情報収集をしています。
そのため、1つのコンテンツだけでマーケティングをするよりも、複数の種類を使ってコンテンツマーケティングに取り組むのが望ましいと言えます。
ウェブ上にあるコンテンツにはどのようなものがあるのか、コンテンツマーケティングの種類についてなどをご紹介している記事がこちらにありますので、参考にしてください。
参考記事:
ウェブコンテンツとは?制作パターンの基本や強烈メリットをわかりやすく解説
コンテンツマーケティングの8種類をご紹介!拡大方法とコンテンツの選び方
コンテンツマーケティングとは?成功するための手法やメリット、実践方法を解説
PV数の確認方法
PV数を確認するためには、Google Analytics 4(GA4)などのWEB分析ツールを使用して確認することができます。
これらの分析ツールは、PV数だけでなく、セッション数やユーザー数など、様々な指標を確認することができます。
冒頭でもお伝えした通り、PV数単体でWEBサイトの質を判断することはできません。
PV数をはじめとする、分析ツール上に出てくる指標を複合的に見て、WEBサイトパフォーマンスの向上に取り組まなければいけません。
ここでは、Googleアナリティクス(GA4)でPV数を確認する方法をお伝えいたします。
1.WEBサイト全体のPV数の確認方法
WEBサイト全体のPV数を確認する方法は、とてもシンプルで簡単です。
Googleアナリティクス(GA4)にログイン後、以下の画像のように上記に幾つかの指標が表示されるようになります。
そこで確認したい指標を選ぶことができるのですが、「表示回数」を選択するとWEBサイト全体のPV数を確認することができます。
2.ページごとのPV数を確認する方法
Googleアナリティクス(GA4)では、WEBサイトのページ毎のPV数も確認することが可能です。
以下で、その手順を解説します。
1. Google Analytics 4 にログイン
まず、Google Analyticsにログインし、PV数を確認したいウェブサイトのGA4プロパティを選択します。
2. 「レポート」セクションに移動
次に、画面の左側にあるメニューから「レポート」をクリックします。
これにより、GA4のレポートページに移動します。
3. 「ライフサイクル」>「エンゲージメント」を選択
次に「レポート」の中の「ライフサイクル」というカテゴリ内にある「エンゲージメント」をクリックします。
4. 「ページとスクリーン」レポートを確認
エンゲージメントをクリックすると下に「ページとスクリーン」というレポートが表示されるので、これをクリックします。
ここで表示されているのが、WEBサイトのページごとのパフォーマンスを示しています。
GA4では、このように各ページのPV数が確認できます。
PV数を確認する際は、WEBサイト全体はもちろんのこと、ページ毎に確認するようにしましょう。
また、確認したい期間なども変更できるので「過去30日間」や「過去3ヶ月間」などPV数を確認したい特定の機関として選択しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「PV数とその他の指標について」「PV数増加のメリット」「PV数の増加方法」「PV数の確認方法」についてご紹介をしました。
PV数はWEBサイトの人気ページやコンテンツの魅力を測るための重要な指標ですが、この一つだけではなく他の指標と組み合わせて総合的に分析することが重要です。
またWEBマーケティングの戦略としては目標PV数を設定し、その達成に向けて具体的な行動に移す必要もあるかと思います。
今回の記事では、PV数についてよくわからないという声が多かったので、様々な指標を織り交ぜながらご紹介しました。
確かにPV数は、他の指標と勘違いされやすい部分です。それぞれの指標の意味合いは前述した通りですが、その違いをしっかりと理解して自社のWEBマーケティングに活かしていきましょう。
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