ストーリーが人を惹きつける
こんにちは。
代表の髙木です。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
本日から営業開始しております。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
束の間の休暇を実家で過ごしている際に、昔話や最近の出来事まで、家族も増えたことに伴って色々と話をしておりました。
そうした中で一つ思ったことなのですが、皆様は、人に何かを伝える時にストーリーを意識して話をするということをされていますか?
例えば、
今大事にして使っているモノを購入するまでの話
なぜその大学に入学しようと思ったのか
なぜ現在の職場で働くことになったのか
というその「背景」についての話です。
あまりそのような事を話す機会もないでしょうかね。
しかし人が興味を持つ所や、記憶に残る話というのはそういうストーリーの部分だったりすると思います。
私自身少し前まで、収集癖のような部分がありました。
現在はもうなくなったと思いたいですが(笑)
もちろん全部が全部そうである訳ではありませんが、何かモノを購入する時の動機のようなものは、そのモノが持つストーリーや、そのモノができた背景が好きになってそのブランドが好きになることが多かったと思います。
洗練されたデザインのある物より、60sのどこか野暮ったい物が好きな所もあります。
まあ、変なやつという事なのですが(笑)
例えば、洋服であれば少し前にTシャツを裏返しにし、そこにデザインなどのプリントを施した商品だったり、紐を全て抜いてあるスニーカーがリリースされたりしていました。
そのどちらにも斬新さがあり、それなりの流行もあったと思います。
Tシャツの話でいうと、
アメリカで今よりもさらに人種差別や貧困格差が激しかった時代に生きていた黒人たちが、Tシャツを一日中着用しても、それを洗濯するお金がないから洗濯ができなかった。
何枚もTシャツを購入するお金もない。
一日中裸で過ごすわけにもいかないから汚れや匂いもあるし、気休めだけど翌日着る時は裏返しにして着用して過ごしていた。という実際の話。
や、
紐なしスニーカーであれば、
これもアメリカになりますが、その当時の刑務所は今では考えられないくらい劣悪な環境であり、看守の囚人たちへの暴力など日常茶飯事だったようです。
当然そこにも人種差別もあります。
それに耐えきれなくなった囚人たちは、自分たちが履いていたスニーカーの紐を抜いて、その紐を使って自殺していた。
それを真似する囚人の数も増えていった。
それを防止するために刑務所で履くスニーカーの紐は全て抜いたものを支給するようになった。というような実話。
裏返しのTシャツや紐なしスニーカー。
同じモノを見ていても一つ一つに物語があれば、人を動かすキッカケになったり、心を動かす要因になってくるのが、ストーリーを伝える事だと思います。
私自身が実際にその商品の歴史的背景に興味を持ち、購入に至ったように。
私も人に何かを伝えて、動かせるプロでなければいけませんので、日頃から意識を持たなければいけません。
実家で束の間の休暇を過ごしている際に、そのようなことを考えるシーンがありましたので少しだけ触れさせていただきました。
本ブログをお読みいただいている皆様と、どこかでお会いした際には、皆様のストーリーをお聞かせ頂けたらと思う次第です。
それでは。