マーケティングという解決策
こんにちは。
代表の髙木です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
いきなりですが、1年ほど前に家族で初めてキャンプに行きました。
私の子供時代や友人とのキャンプの経験は今までもありました。
しかし家族では初めてのキャンプをしようと言うことでもあったので、施設がある程度整っている場所に行こうと言う話になりました。
そこで話し合って決めたキャンプ先は、
ネスタリゾート神戸
です。
理由としては、
①手ぶらで行ってもレンタルグッズがあるので心配いらない
②お風呂もあるから清潔にできる
③トイレもある
初心者キャンパーからすると至れり尽くせりといった状況で、キャンプを体験できるいい場所であると思ったからです。
当初の予定では、テント一式をレンタルするので設営などは自分達でする。
この設営は大変かもしれないけど、やってみようと話していたのですが、実際に現地に到着すると私たちのキャンプサイトには立派なテントが設営されておりました。
2.3時間は設営に時間がかかることは覚悟をしておりましたが、その時間が不要になった反面、その醍醐味を味わえなかったという手放しでは喜べない感情でありました(笑)
何はともあれ、初めての家族キャンプは楽しく、めでたしめでたしといったオチになっておりますが、今回のキャンプ地ネスタリゾート神戸という場所について調べていた時に判明したことをお伝えしようかと思います。
ネスタリゾート神戸という場所。
関西の方でれば一度はCMや雑誌、SNSなどで聞いたこと、目にしたこともあるかと思いますが、
雄大な自然に囲まれた場所で、さまざまな用途で使用できる施設があるほか、アトラクションなど一日中そこで楽しめるような場所になっております。
しかしこの場所の歴史はというと、元々保険者、年金受給者のための保養施設として全国13ヵ所に設置された『グリーンピア三木』という施設でした。
経営ノウハウのない役人たちが、計画性もなく莫大な資金を投入してしまった挙句、全ての施設で経営が行き詰まって行き、「負の遺産」ともいわれておりました。
そこで『ネスタリゾート神戸』として再出発をしていく際の力となったのが、
株式会社刀 代表取締役 森岡 毅 氏
率いるマーケティング部隊です。
この方はUSJをV時回復させたことでも有名ですが、ネスタリゾート神戸の再建も手がけておられます。
ちなみに飲食業でいうと丸亀製麺もだそうで、業界問わずその力を発揮されております。
実際に現場に足を運んだ感想としておっしゃっていたのが、
この場所は甲子園87個分の広大な敷地、必要以上豪華な宿泊施設、テニスコートや体育館があり企業の研修施設として使えることはあっても、週末に家族連れでこの場所を訪れる『理由』がない。
ということでした。
しかし、「ないものはない」という現実を受け入れて、その事実を反対から見れば武器になるのでは?
という考え方となったようです。
まず掲げられたのが新しいコンセプト
『大自然の冒険テーマパーク』
実際に取り組まれたこととしましては、
・雄大な自然の中にオフロードコースを作り本格バギーが体験できる「ワイルドバギー」
・畑で新鮮な野菜を収穫し、生きた魚を自分で捕まえて、自分達で調理し食べることのできる「ワイルドハーベスト」
・すでにある池の上にカヌーを浮かべて島を回る「ワイルドカヌー」
などなど立ち上げた新コンセプトが的中し、グリーンピア三木時代には集客できなかった日帰りの家族層が週末には溢れかえるようになり、
1年足らずで集客数207%、売上260%という驚異的な業績回復をされました。
見事、グリーンピア三木ならぬ『ネスタリゾート神戸』に
足を運ぶ『理由』ができたということです。
そしてさらに特徴的なのが、そこまで設備投資にお金をかけていないということでした。
新しい施設を作ったわけではなく元々あった山にバギーを走らせる。
元々あった池にカヌーを浮かべただけ。
必ずしもお金をかけなくても、お客さまが興奮する、喜んでくれる体験を作れる。
ということでした。
自社にあるもの、ないもの各会社によって様々あるかと思いますが、今あるものに目を向けることも重要なのだと感じました。
今あるものにプラスアルファで何が必要なのか。
自社にあるものと、何かを掛け合わせ融合させていくのが現状を打開していく方法の一つなのかもしれませんね。
マーケティングのヒントはどこに落ちているかわかりません。
それを拾えるかどうかは、アンテナの張り具合によって変わってきます。
弊社として、その気づきを提供し、マーケティングに落とし込むことで業績向上・採用力強化の戦略を全国にお届けしたいと考えております。
気になる方は、一度ご連絡いただければと思います。
それではまた。