常勝軍団から学ぶ考え方
こんにちは。
代表の髙木です。
突然ですが、常勝軍団の考え方について触れさせていただきます。
私はずっと柔道という競技を続けてまいりました。
そして様々な方達のおかげで、また縁もあって、いわゆる常勝軍団と呼ばれる大学で4年間を過ごすことができました。
そこでの練習メニューを振り返ってみると、2つの特徴があります。
まず、1つ目は練習メニューの単純化です。
その大学での練習というのは非常に単純で、何も特別なことをするといったことはありません。
実戦形式の練習をひたすら行います。
試合形式の練習を約2時間。
これがかなりキツい(笑)
もちろん人間ですので、その日の体調やモチベーションによって、良い時と悪い時というのがはっきりと現れます。
しかしいつも同じ時間に同じメニューを行なっているので、その原因がどこにあるのかが浮き彫りになってきます。
例えば、
・午前中にウエイトトレーニングをしたから、体が重い。
・昼食を食べすぎたことにより、体が動かない。
・昼寝をしすぎたから、やる気が上がってこない。
この様に、いつも同じ時間に同じ練習メニューを行うことで、練習前に自身がどういう行動を取ったから調子が良かったのか、逆に悪かったのかが見えてきます。
そこで考えて出てきた仮説に基づいて、翌日の練習に臨むといった具合です。
もう2つ目は練習メニューの不変性です。
勝つことが当たり前、こんなチームだと毎日のように他大学や実業団といった外部から練習に来てくれます。
しかし私たちは、その外部のチームに合わせて練習メニューを変えるといったことが一切ありません。
逆に私たち学生の疲れ具合を見て、監督は少し軽めの練習になることだってありました。
外部要因に囚われることなく、自分たちが勝つことだけを考えて毎日取り組んでいくという「スタンス」
やることがブレないということですね。
こういう日々の繰り返しで、
この場所で過ごすということは特別なことなんだ!
周りに左右されずに、あくまでも軸は自分達!
このようなマインドセットがされます。
強者のマインド、上から目線の感じで、良いことばかりとは言えませんが、私としては非常に共感のできる部分も多くありました。
このように徹底して毎日毎日同じことを繰り返すことは非常に大変なのですが、高速でPDCAを回すことができる点というのが魅力的です。
もし今日の練習の調子が良くなかったのなら、その原因がどこにあるのかを考えます。
昨晩飲みすぎたのか?
寝過ぎた?
ウエイトの頑張りすぎ?
これらの理由があるとするなら、次の日は練習前に食べる量を減らそうか?とか、すぐにエネルギーに変わるものを口にしようか?とか、ウエイトを1日休んでみようか?
と色々仮説が毎日出てきて、翌日の行動が変わってきます。
この回数が多ければ多いほど、PDCAサイクルは早く回りますし成長速度も急速に上がります。
単調な業務というのはどの業界でも必ずどこかで出てくることと思いますが、私はこの大学で、その単調な毎日の中から何か意味を見つけ出す習慣を身に付けることができたことは素晴らしい経験でした。
ルーティン業務に一度仮説をを立ててみる。
もしかすると、その仮説がきっかけで翌日の行動が変わるかもしれない。
その行動が半年、一年スパンで見たら大きな差に繋がる。
常勝軍団の考え方というのは、ビジネスの世界でも必ず通用する考え方です。